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暑い日が続く日本の夏。できるだけ薄着で暑さを軽減したい日は、サラッと着られてリラックス感のあるカジュアル服を選びがちですよね。でも、カジュアルすぎて「部屋着っぽい」印象が強くなると、おしゃれとは言い難い! 涼しげなのにおしゃれ見えするコーデとは、一体どうやってつくればよいのでしょうか?
この記事ではまず、コーデが部屋着に見えてしまう「NGポイント」をチェック。それから脱部屋着するためのポイントを3つご紹介します。お手本コーデも紹介しているので、参考にしてみてください。
コーデにアクセントがないと華がなく、”締り”がないため野暮ったく見えます。これが、部屋着に見えてしまう1つめのポイントです。
アクセントのつもりで柄を散りばめたり、柄パンツでボリュームを出そうとする人も少なくありませんが、これでは”アクセント”にはなっていません。
また、ネックレスやピアスなどのアクセサリーを取り入れても、コーデ全体のアクセントとなっていない場合ぼんやりとした印象になってしまうでしょう。
ゆったりとしたビッグシルエットが流行っているこのごろですが、上下ともゆったりサイズでコーデするとリラックス感が溢れてしまい、部屋着のように見えてしまう可能性が高くなります。
実際には上下オーバーサイズのコーデもありますが、それはポイントをおさえた上での上級者テクです。
同じカラー・同じ素材の服でも、シルエットがマッチするだけで印象がまったく変わります。
何度も着用すると、うっすらと毛玉が生じてきます。まだ目立たないから大丈夫?いえいえ、周りの人は結構気づいていますよ。
首元や裾・手首のノビ・ヨレ、型崩れにも注意しましょう。
着古し感があるものはまさに部屋着です。とはいえ、そういった服は部屋着に回すのではなく、思い切って断捨離するのが一番のおすすめです。
リラックス感のあるカジュアル服を上手に着こなすのが、大人女性の着こなしテクの見せどころ。ゆったりとした余裕を見せながらも過ごしやすく、それでいて品のあるおしゃれ見えを攻略しましょう。
おさえてほしいポイントは3つ。いますぐコーデに取り入れてみてください。
「人の目線は先端に集中しやすい」という傾向があります。
ファッションにおいて、アクセントをつけるのによいといわれる箇所は「首」「手首」「足首」の「3首」といわれる場所です。
コーデといえば、トップスとボトムスの「服」が中心。視界にキラリと入る「3首」のどこかにアクセントを持ってくるなら、コーデを邪魔せず、さりげなく全体を締めてくれるでしょう。
たとえば、首にはスカーフ、手首にはブレスレットなど。本当の部屋着では身につけないようなデザインなら、なおよしです。
足首は、ボトムスのロールアップでアクセントをつけることも。ノーアイテムでも、コーデのアクセントは実現できます。
アクセをつけるときは鏡に近づいて前のめりになりがちですが、姿見で全体をチェックし、バランスを見るようにすると◎!
カジュアル服は、気持ちも動作もリラックスできるのが特徴です。そのメリットをつぶすことなく、おしゃれに着こなしましょう。
スウェットやパーカーなどゆったりと着るものにはスキニーなボトムスを合わせ、足元がゆったりするワイドパンツなどには身体にピッタリするようなトップスを合わせます。
メリハリのあるシルエットが、部屋着感を和らげてくれますよ。
それだけではまだ部屋着感が残る場合、先述の「3首」を取り入れてみて。パーカーの袖をまくってゴールドの細いブレスレットをのぞかせたり、ボタンピアスではなく、揺れるタイプのピアスを合わせたりしてみましょう。
ラフなデザインの服を使ったコーデには、あえてラグジュアリーなアクセを合わせることで、部屋着感が薄くなります。
安っぽさが感じられるコーデは、それだけで部屋着のように見えてしまいます。メーカー・デザイン・素材などに高級感のあるものや、上品なものを一つチョイスすることでノーブル感を出しましょう。
カジュアルスタイルにワンランク上のアイテムを合わせることで野暮ったさがなくなり、おしゃれに見せることができます。
カジュアル服をおしゃれに着こなす、お手本コーデをご紹介します。アクセントになるアイテムの使い方も解説しますので、参考にしてみてください。
デニムライクな素材は着心地も楽チン。素材感がカジュアルでもセットアップで着用することで、ワンピースのような女らしいスタイリングに。
ほどよい肌見せで抜け感を演出しています。
リネンのように見えるゆったりしたワイドパンツに、Tシャツのように着やすい、ラフなカットのトップスを合わせています。トップスは袖が短めなので、ワイドパンツとのバランスが取れ、キレイなシルエットを作っています。
シンプルなワンピをそのまま着ただけでは「ちょっとおしゃれな部屋着」で完結してしまうおそれがあります。ひとひねりのあるレイヤードコーデや小物使いで脱部屋着を目指るのがコツです。
ブラックとのコントラストが映えるきれいなくすみカラーのカラーパンツを合わせて、お出かけコーデに。
また、こんな垢抜け感のある個性的なバッグは、よそゆきの雰囲気をじゅうぶんにバックアップしてくれます。アクセサリーもそれぞれが主張しすぎない、コーデに馴染むアクセントもキー。あるのとないのとでは大違いです。足元は、夏らしく同系色のコルクサンダルなどでも◎。
身体の線をキレイに見せるワイドストレートデニム。
NGポイントでご紹介した「上下のゆったりコーデ」のようですが、ウエストがシェイプされたトップスを合わせることで、メリハリのあるシルエットができちゃうんです。また、こなれたくすみカラーでおしゃれ感がぐっと高まり、個性的で上品な印象をプラスします。
サンダルをパンプスに代えても、おしゃれなカジュアルスタイルを保つことができる優秀な組み合わせです。
キュロットパンツは、ともすると子供っぽくも見えてしまう、なかなか上級者向けのアイテムですよね。柄物や丈の短いものはなおさら、”脱部屋着”な着こなしが難しものです。
画像のようなきちんと感があるマリンブルーのキュロットパンツは、動きやすくカジュアルでありながら、上品さがあります。
落ち着いたネイビーのトップスを合わせることで、ノーブルな雰囲気に!
このトップスはボレロとノースリーブに分かれているので、もう少しカジュアルテイストを出したいときはノースリーブだけにしたり、キュロットより明るい色のトップスをチョイスするのも◎。
脱部屋着コーデのポイントをマスターすれば、手持ちのカジュアルデザインも、お出かけコーデに存分に活かすことができます。
ゆるっとしたコーデを作るのに自信のない方は、まずファッションレンタルを利用して、コーデをそのままどうぞ。
カジュアル服を上手に着こなせば、品のある抜け感が演出できますよ♪
Text:EDIST.+one編集部
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取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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