首のリンパはどこ?自宅でできる首&デコルテケアで老け見え防止!

首のリンパはどこ?自宅でできる首&デコルテケアで老け見え防止!

「首もとのシワが気になる…」「顔が疲れたように見える…」 というお悩みを持つ人は多いでしょう。

女性にとって首やデコルテ部分は年齢が現れやすいデリケートな部分です。首からデコルテにかけての皮膚は他の部分と比べると薄く、紫外線や老化の影響を受けやすい部分でもあります。

そんな年齢を重ねるごとに衰えが気になる首&デコルテを美しく保つ方法を、リンパマッサージのセラピストである堀晶子さんに伺った特集です。

前編では、首やデコルテ周りに年齢が出やすい原因や、意識しておきたい日常的なケアについて教えていただきましたが、こちらの後編では、自宅でできるリンパマッサージをレクチャーいただきます。老廃物を取り除き、リンパの流れを活性化する方法を聞いてきました!

自宅で入浴後や夜寝る前に簡単にできるマッサージなので、今日からでも始めてみませんか?毎日少しずつでも継続することが美しいデコルテを作ります。

首のリンパマッサージのコツは上から下へ、丁寧に優しくふれる

まずは、リンパマッサージの基本について。リンパ管のゴールである「静脈角」に向かって、リンパ液を流すことがポイントです。血液の流れに沿ってマッサージすることで血流が良くなります。「上から下へ」を意識してマッサージをはじめましょう。

「リンパ液は、体内を巡るリンパ管を通って老廃物を集め、リンパ節で浄化されて静脈へと流れていきます。リンパ液の最終ゴールは、鎖骨の下にある静脈角。ですから、リンパマッサージは静脈角へ向かって、上から下へスーッと優しいタッチで流していくのが基本です」

リンパ液は、血液のように常に流れているのではなく、筋肉を動かしたり呼吸をすることによって動きます。そのため、体の冷えや運動不足によりリンパ液が滞る原因になるといわれています。

首のリンパはどこ?コツは上から下へ、丁寧に優しくふれる

「また、リンパシステムの始まりは皮膚のすぐ下。この表層部分にあるリンパ管は構造が弱いので、強く押すとつぶれてしまいます。なので、マシュマロをつぶさないほどの優しい圧でふれてください。そのように優しくふれて筋肉までゆるむと、筋肉のあいだにある深部のリンパ管の中のリンパ液も流れやすくなります。老廃物を運ぶリンパ液が表層から深部までスムーズに流れることで、お肌のくすみやシミ、しわ、たるみの改善も期待できますよ」

リンパマッサージでは効果を求めるあまり強い力で行いがちですが、優しい圧で行うことがポイントです。

自宅でできる首周りリンパマッサージの方法

リンパマッサージは自宅で簡単に行えます。自分でリンパマッサージを行うときのポイントをおさえましょう。

それでは、具体的にリンパマッサージの方法をご紹介します。理想は5~6分、時間があるときは10分くらい、毎日リンパマッサージを行うことで、皮膚の下の環境が整います。少しの空き時間にできるのはうれしいポイントですね。

例えば、お風呂の前後の時間、洗面台などの鏡の前でやってみてください。お気に入りのオイルやクリームなどを使ってマッサージをすると、スムーズにできるのでおすすめです。毎日継続してマッサージを行うことで、首周りの肌感が変わってくるのを感じることができます。

マッサージ前の準備

まずは、左右の頬骨の高さがそろっているかをチェックします。頬骨がずれている場合、実は骨盤もずれています。今回はこの左右のずれを整える簡易的な方法をお伝えしましょう。

1.鏡を見ながら、人差し指を頬骨の下から少し突き上げるように水平に当てて左右の高さを確認します。左右の高さにずれがあれば2に進んでください。

首のリンパはどこ?マッサージ前の準備

2.耳たぶの真裏のくぼみ部分を人差し指で軽くふれます。決して重みをかけないように注意しましょう。目安は1分くらい。

首のリンパはどこ?マッサージ前の準備

3.再度鏡で確認し、頬骨の位置が水平に整っていたらマッサージの準備は完了です。

骨盤のずれは、日常生活のささいなことで起こるといわれています。例えば姿勢の悪さや運動不足、妊娠出産後の体型の変化など原因はさまざまです。自分の体と向き合い、骨盤のズレを修正してからマッサージを行いましょう。

首周りのリンパマッサージ

首や肩周りは、静脈角に向かってリンパ液を流していくことが基本です。左右5~10回ずつ。指先ではなく指の腹を使って、優しくふれるように流すのがコツです。とくにデスクワークなどで長時間同じ姿勢でいる人や肩こりに悩んでいる人におすすめのマッサージです。

1.鎖骨の上を外側から中央に向かって流します。

首のリンパはどこ?首周りのリンパマッサージ

2.顎の先から顎の下のラインに沿って、耳の後ろのくぼみまで流します。そのまま、首すじに沿って、静脈角に向かって流します。

首のリンパはどこ?首周りのリンパマッサージ首のリンパはどこ?首周りのリンパマッサージ

3.首の後ろ側、後頭骨の付け根(髪の毛の生え際あたり)から静脈角に向けて流します。

首のリンパはどこ?首周りのリンパマッサージ

4.耳の前側を上から下に向かって流します。このときに、耳たぶの前から直下の部分に硬さがなく、凹みを感じられればリンパ液がきれいに流れています。

首のリンパはどこ?首周りのリンパマッサージ

5.最後にもう一度、2.を繰り返します。

家事や仕事をしながらでもできる簡単なマッサージ方法なので、毎日続けてみましょう。

デコルテ周りのリンパマッサージ

デコルテを流れるリンパ液は脇の下の腋窩リンパ節に流れていきます。また、同じく腋窩リンパ節に流れ込む背中側を少しでもケアをしてあげると胸がより開きやすくなり、デコルテがきれいに見えます。

デコルテ周りがきれいになると、血色もよくなるので顔が明るくみえます。「いつも疲れているように見られる」「顔色がよくない」などお悩みの人はぜひお試しください。

回数は、首周りと同じく左右5~10回ずつ。脇の下もデリケートな部分なので、強く押し込まないように、赤ちゃんの肌にふれるようにマッサージするのがポイントです。自分でやるとつい強く押してしまいがちですが、そうすると炎症を起こす可能性があるので気を付けて。

1.脇の下に手を入れて、下から上に向かって流します。

首のリンパはどこ?デコルテ周りのリンパマッサージ

2.胸の上から脇へ向かって流します。

首のリンパはどこ?デコルテ周りのリンパマッサージ

3.再び脇の下へ手を入れ、背中側の腕の付け根から前へと流します。この際、腕を上げると背中側に手が届きやすいです。

首のリンパはどこ?デコルテ周りのリンパマッサージ

「首や胸と共に背中側のリンパ液を流していくことで、老廃物で硬くなっていた部分がやわらかくなっていきます。背中の硬さも取れて肩甲骨が下がることで、首の後ろや肩も下がり、首のラインがきれいに出やすくなる上、コリも取れますよ」

毎日続けることでリンパが流れやすい体になっていきます。無理のない範囲で続けましょう。

首周りのリンパケアで、若々しさをキープ!

スキンケアや正しい姿勢を保つことに加えて、定期的にリンパマッサージを行うことで、お肌にツヤが出てくるのはもちろん、首や肩などのコリも取れて、見た目もすっきりします。

リンパマッサージといっても、ポイントをおさえれば自分で簡単にできる方法なので、今からでもできるのがうれしいですね。とくに同じ姿勢でいることが多い人や肩こりに悩んでいる人は試してみてはいかがでしょうか。

どんな服装も自信を持って着こなせるような、若々しい首とデコルテを手に入れましょう。

今回お話を伺ったのは…

首のリンパはどこ?セラピスト堀晶子さんに聞く

セラピスト 堀晶子さん

自然療法サロン「Blissimo ナチュラルヘルスケア」を運営。

リンパ浮腫など、デリケートなケアが必要な方でも安心して受けられる、ソフトで痛みのない施術によって体の歪みを整える骨格バランス整体を中心に、女性の悩みを根本的に改善していくサポートをしています。

Blissimo ナチュラルヘルスケア

Text:EDIST.+one編集部




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