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明るい色の服を着ると、少し太ったように感じてしまうことはありませんか? それは、明るい色が「膨張色」だから。明るい色は光を反射し、実際のシルエットより大きめに見せてしまいます。
しかし、引き締め効果があるからといって、真夏にダークカラーばかりだと、暗く重たい印象になりがち。余計に暑苦しく見えてしまいます。
過酷な暑さをハッピーに乗り切るためにも、夏ならではの明るく爽やかさを感じるキレイ色はどんどん使っていきたいものですよね。
そこで今回は、膨張色の服でも細見えできる着痩せテクニックをお伝えします!
同じ大きさの円でも、色の違いだけで大きく見えたり小さく見えたりします。
上の画像を見てみてください。明るい色と暗い色を比較した際、ホワイトやイエローのほうが若干大きく・ブラックやモスグリーンの方が引き締まって見えませんか?
膨張色にはホワイト以外にも、パステルカラー・赤・オレンジなども含まれます。赤やイエローは目立つ色なので、より大きな印象を与えるでしょう。
パステルカラーは目立つ色ではないものの、輪郭をぼかすため、膨張しているように見えるのです。
反対に、ブラック・青・緑など、寒色系で引き締め効果のある色を「収縮色」と呼びます。
寒色系の収縮色は、ファッションにおいて引き締め効果やクールなイメージを与えたいときに効果的。
一方暖色系は、明るい印象を与えることができます。「柔らかい・女性らしい」雰囲気を演出したい時には、暖色系をメインにするのがおすすめです。
しかし膨張色である暖色を使う場合、実際よりもポッチャリした印象を与えてしまう場合も……。
ここからは、膨張色でも細見えできるポイントについて解説します。
膨張色をワンアイテムだけにして、コーデ全体の半分以下に抑えれば、アクセントとしても使えて華やかな印象を与えることができます。ほかのアイテムに収縮色を使うことで、全体的にスッキリとした細見えコーデに仕上がるでしょう。
ただし、上下ともに・またはワンピースに膨張色を使うことだって、コツを抑えれば難しいことではありません。
膨張色アイテムでも、袖や裾に、シルエットをきゅっと引き締めるシャーリングやギャザーがあれば細見えが可能! また、膨張色のワンピースなどには、ウエスト部分にベルトやリボンをつけて、くびれを作る方法も。
カラー自体がぼやけた印象を持つため、シルエットにはメリハリをつけるのが吉です!
縦のラインを強調するIラインシルエットは、膨張感を和らげてスリムに見せてくれます。
パンツスタイルやタイトスカートなどはIラインを作るアイテムの代表格。全体的なシルエットを意識することで、明るい色のアイテムでも細見えになりますよ。
トップス・ボトムス両方に膨張色を使用する場合は、収縮色の小物使いでしっかりと引き締めましょう。
なかでも、引き締め効果が高いブラックをチョイスするのがおすすめ!
ベルトやバッグなどに取り入れて、ウエストあたりのポイントにすることで好バランスに仕上がります。
体の中でも華奢なパーツである首、手首、足首の3首を見せるとスッキリとした印象に。膨張色でも、この3首が見えていると実際に服の面積が狭くなるため、スリムな印象を叶えてくれます。
露出度が高くなる夏だからこそ、細見えはとても大切。気分を盛り上げる、明るい膨張色アイテムを使ったコーデをご紹介します!
ニュアンスベージュは顔周りを明るくしてくれるというメリットがある一方、膨張色というデメリットも……。でも、こちらのブラウスのようにさりげなくストライプをあしらった柄なら、縦ラインの効果でスッキリとした印象を与えます。
さらに、深みのあるフォレストグリーンのタイト風スカートを合わせてIラインをメイク。ベルトループを結んでリボンにすればメリハリ感もUPし、フェミニンなイメージをプラスできます。
膨張色のベージュ×フレアースリーブのふんわりとしたシルエットのブラウスは、ボトムを選び間違えるとルーズなシルエットになりかねません。
このコーデの細見え成功ポイントは、引き締め効果のあるブラック×縦ストライプのスカートをチョイスしていること、またトップをインしたフィット&フレアシルエットでくびれを作っていることです。
ブラックのリボンを配したシューズで、足元からも引き締めて。
夏らしさ満点のビタミンカラーのイエロー。旬のカラーのため、着ればすぐにこなれ感が纏えるアイテムですが、膨張色のひとつでもあります。
オススメは、トップスで取り入れて顔色を明るく見せつつ、ネイビーなど反対色のボトムで下半身はしっかりと引き締めること。コントラストが引き立ち、鮮やかなイエローがさらに印象的に際立ちます。
クロップド丈にホワイトのスニーカーを合わせれば、軽やかな大人カジュアルの完成!
ボトムに、膨張色のイエローベージュをチョイス。キレイなセンタープレスが入っているだけでなく、クロップド丈からの足首見せでほっそりとした脚長スタイルを実現しています。また、ニュアンスブルーのトップスはVネックの半袖になっているため、首と手首も覗いて“3つの首見せ”スタイルに!
さらに、フロントスナップボタンが並び、全体的に縦のラインを強調するIラインシルエットに。縦長のイヤリングでバランスを取るさりげない細見えテクニックにも注目!
オフホワイトのリネンシャツと、ラベンダーカラーのスカートのコーデ。清潔感があり、明るく女性らしい印象を与えますが、膨張色同士の組み合わせでぽっちゃり見えになってしまう可能性があります。
そんなときは、ブラックのバッグ&ネイビーのパンプスでコーデ全体に引き締め効果をプラスしましょう。
アクセントとして中間色のグレー〜グレージュのストールを持てば、グレデーションが作れてさらにこなれ感のある印象にすることができますよ。
華やかなマスタードイエローのワンピース。ウエストと袖にギャザーが入ったメリハリのシルエットのため、上半身をコンパクトに見せてくれます。
ウエストリボンは前後どちらでも結ぶことができるので、ちょっとした印象チェンジも楽しめますよ。
イヤリング・サンダル・バングルにダークカラーを配色して、全体がぼやけないように。上品な大人女性の雰囲気が存分に味わえる1枚です。
膨張色使いのポイントは、収縮色を上手に組み合わせること、そしてメリハリのあるシルエットや縦長を意識したラインを心がけること。
そうすれば、夏ならではの明るい膨張色も、着こなし次第で細く見せることが可能です。これまで膨張色を避けていた人も、これを参考にぜひ挑戦してみてくださいね。
Text:EDIST. +one編集部
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取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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