EDIST. +one
暦の上ではもう春だけれど、ファッションに春を取り入れるにはまだまだ肌寒い2月。そんな季節の変わり目は、メイクだけでも春を先取りして気分をリフレッシュしてみませんか?
メイクを今っぽく更新すれば、マンネリしてきた冬のいつもの着こなしも印象をアップデートできるはず!
そこで今回は、EDIST.Beautyの企画を担当する美容業界人・フセトモこと布施朋美さんに、2023年春メイクのトレンド傾向とおすすめのコスメを教えてもらいました。
化粧品メーカー2社で商品開発職を経て、現在はIT系企業で正社員をしながら、副業で化粧品開発や企画に携わる。日本化粧品検定1級、16タイプ・パーソナルカラーアナリスト、嶋田ちあきメイクアップスクール卒業。EDIST. CLOSETには立ち上げより携わり、アシスタントやイベントPRなどを経て、現在はEDIST.Beautyの企画を担当。1児の母。
「今年の春は、雑誌やメディアを見ていても、ブラウンをメインに骨格をきれいに見せるような、ベーシックに立ち返ったような雰囲気のメイクが多いなと感じました。特に、ベーシックなブラウンメイクに、リップなどで1点華やかなポイントをつくるメイクが気になっています。また、新作コスメを見ていると、ブラウンにもマットな透け感があるなど、それぞれに今年らしさがありました。
そして流行色を1色あげるとしたら、「ピンク」。しかも、平成を思わせるような派手めピンクを推しているのをよく目にします。私自身、新作コスメでも心躍ったのは派手めの青みピンク系! でも、派手めピンクはちょっとハードがル高い……と思う方は、コーラルピンクやアイシーピンクなど、肌なじみがよく、淡くやさしい発色のピンクで取り入れみてください。もしくは、気軽にお試しできるプチプラコスメのピンクで挑戦してみても◎」(フセトモ)
美容のプロであるフセトモさんが選ぶ、2023年春の推しコスメは!? リアルに購入した春コスメの中から、ベースメイク、アイメイク、リップメイクのジャンルごとに、それぞれおすすめのアイテムを紹介してもらいました。
「春は透明感のある肌が気分なので、下地とセットでこちらを購入。実はこれ、仕上げにお粉を使わなくても全くベタつかないんです。今のファンデの進歩って本当にすごい!と改めて感動してしまいました。毛穴など、お肌のアラもつるんと隠してくれて、素晴らしく仕事ができる逸品です。ツヤ肌を目指したい、できるだけ時短でメイクを仕上げたいというリキッド派さんは、RMKをぜひ!」(フセトモ)
「メイクの仕上げに欠かせない、大好きすぎるシャネルのスティック。友人にも何本かプレゼントするほどのお気に入りです。塗ると一瞬???と思うくらい透明なのだけど、よく見ると自然なツヤと立体感を生み出してくれています。クリアベースに入った繊細なパールがお肌をなめらかに見せてくれるのも好ポイントです。ギラギラとしていないので、ハイライトスティック初心者の方も挑戦しやすく、マスクメイクのときも高く見せたいところに塗るだけで印象UP。そして、なによりパケがかわいすぎて…ポーチに入っているだけでテンションまで上がるのは、やはりシャネルの魔法だからこそ! 春も引き続き使っていきたい最愛コスメです」(フセトモ)
「トレンドのピンクメイクを楽しみつつ、ちゃんとブラウンの締め色も入っているので大人にも使いやすいパレット。右上のキラキラピンクが目元を華やかに彩ってくれます(※大人はつけすぎ注意)。ちなみに、私はこれでメイクをするとき、左上のピーチカラーをチークに使ったり、眉毛に乗せたりもします。プチプラ価格なのに、今っぽいメイクに気軽にチャレンジでき、裏技的な使い方も含めてフレキシブルに活躍する、まさに買い!のアイテムです」(フセトモ)
「多くのK-POPアイドルや俳優を担当する韓国のヘアメイクさんが愛用していることから話題となったアイシャドウ。韓国風のメイクを目指しているわけではなかったのですが、気になって買ってみたら大正解! 黄みよりの薄いブラウンは肌馴染みがよく、ナチュラルに目元を盛ってくれます。抜け感のある色味は、他のカラーメイクやファッションを引き立てたいときにも◎。私は、春の華やかな色の服を着るときに活躍させる予定です」(フセトモ)
「大人がカラーマスカラに挑戦するなら、失敗しにくいパープルがおすすめ。ブラック感覚で違和感なく使えるのに洒落感もあって、春注目のピンクコスメとも相性抜群です」(フセトモ)
「なんとも絶妙な焦げ茶が大好きなアイライナー。“THEデパコス”といった感じの洗練された色合いです。フェルトタイプで描きやすく、これを使うだけでメイクにこなれ感が出る気がします。アイライナーは昔から黒一択!という人こそ、この春はオンオフ使えるブラウン系にぜひ挑戦してみてください。意外と目力は落ちないし、むしろ程よい抜け感が出るので、それだけで今っぽく見えることもありますよ」(フセトモ)
「今まで色味で遊ぶリップが気になっていましたが、春はぷるんと立体感ある唇に仕上げたいと思い購入。03のイエロー系カラーは、手持ちリップに重ねて洒落感を出しやすいのと、塗るだけでちょいモードな雰囲気になれるのが気に入りました。血色感あるおしゃれリップとして使いたいのはキャメルベージュの02、トレンドど真ん中をいくなら101のクリアパープルでしょうか。リップスティックラバーな私ですが、今年はグロスルージュ系もたくさん楽しみたいですね」(フセトモ)
「アロマやハーブティーのリラックス効果に絶大な信頼をおいている私。仕事や子育てに追われる毎日をサポートしてくれる心強い味方としてストックしているのが、こちらのハーブティーです。カラフルな見た目がかわいいだけでなく味もちゃんとおいしいので、思わずがぶがぶ飲みそうになるほど(笑)。気分に合わせて選んだティーを飲むだけで、不思議とリフレッシュできます。“心身の状態を整えるチューニング習慣”というブランドコンセプトも素敵。ちなみに、私がよく飲んでいるのは、“Calm down”や“Tune Off”。今のような季節の変わり目は特に疲れやすくなるので、お気に入りのハーブティーの香りに癒やされながら乗り切ろうと思っています」(フセトモ)
「誰でもテクニックいらずでヘアラインを整えることができるEDIST. 発のオリジナルコスメ! 黒髪から明るめブラウンまでマッチする“ビターチョコレート”カラーが、不揃いな生え際や伸びてきた白髪をナチュラルにカバーしてくれます。さらに、シェーディング効果で小顔見え&立体感もUP。私自身、産後抜け毛で悩んでいたこともありましたが、そんな女性の髪のお悩みに寄り添ってくれるアイテムです」(フセトモ)
「コスメのトレンドって、年々難しくなっているように感じます。昔なら、安室ちゃんになりたかったらこの眉、ayuを目指すならこのブランドのこのリップ!みたいなのがあったけれど(笑)。 SNS時代の影響もあり、流行は多様化。
さらに、以前は大きくデパコスとプチプラみたいな区分でチェックしておけば、大枠コスメのトレンド傾向がわかったけれど、韓国コスメをはじめとしたアジアコスメの台頭やメンズコスメの普及などで、全カテゴリを抑えるのが難しくなりました。ただでさえ正解がないメイクの世界が迷宮入りしていると、コスメ好き&コスメを仕事にしている私でさえ思います。
コスメ選びは難しい……。でも、日々進化を続けているからこそ、驚きのコスメとの出合いもたくさん! コスメ探しの旅と課金は、まだまだ止められそうもありません(笑)」
メイクはアップデートしたいけれど、確かに、デパコスからプチプラ、韓国コスメまで多種多様に存在するコスメの中から、自分にマッチするアイテムを選び出すのは一苦労。でも、自分に似合うカラーを知っておけば、コスメ選びがこれまでよりぐっとスムーズに!
EDIST. CLOSETが提供する「無料スタイル診断」では、自分に似合うファッションやカラーを知ることができます。今回、フセトモさんが紹介してくれたコスメとあわせて、ぜひチェックしてみてください。
“似合う”を知ることで、コスメ選びも毎日のおしゃれももっと楽しくなるはず!
取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
まだデータがありません。