最高気温15度の日の服装選びのコツは? お手本コーデを紹介

今年は秋になっても暖かい日が長く続きましたが、いよいよ冬本番が近づいてくると最高気温が15度前後にまで冷え込むことが増えてきます。急に冷え込むようになり、毎日の服装に悩む方も少なくないのではないでしょうか?
今回は、最高気温15度の日にふさわしい服装について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

最高気温15度ってどんな日?

最高気温15度といっても、それは日差しが当たるようになった日中の温度であって、太陽が出ていない朝晩はとても冷え込みます。
最高気温が15度になるのは、春の場合は3月から4月頃にかけてで、秋の場合はどのくらいの時期かというと、だいたい10月から11月がメインです。しかし今年は暖冬傾向にあるため、12月になっても最高気温15度の日は多いことが予想されます。
たとえば、気温にも最低気温と最高気温があり、最低気温が15度となると日中は25度近くになる日もあるので、汗ばむこともあることから、日中は薄手のインナーだけで十分ということもあります。ところが、最高気温が15度となると朝晩は非常に低くなるので、服装はある程度着こむ必要があります。

最高気温15度の日の服装のポイントは?

最高気温15度というと、どのような服装を心がければ良いのでしょうか。朝晩と日中では寒暖差があるため、とにかく服装の調節が時間帯によって大切です。

朝晩の冷え込みに注意!

最高気温15度の季節というと、朝晩の冷え込みはなんと10度を下回る可能性が非常に高いので、できればある程度厚みのあるアウターを着用して朝晩の冷えをしのぐのがおすすめです。最高15度の服装を考える際に、「今日は15度もあるから薄手のアウターだけで良いかな」と思って出かけると、雨や曇りの日は日差しも当たらないため、体を冷やしてしまうことになります。
できれば、インナーにはちょっと保温性のある暖かいインナーを合わせると安心です。もしくは、ウールが含まれた厚みのあるニットの服を合わせるというのも良いでしょう。

室内との寒暖差による自律神経の乱れに注意!

最高気温が15度にもなってくると、自宅やお店、オフィス内ではエアコンの暖房がつけられていることも多く、室内と室外にも温度差があります。
室内と室外の寒暖差はあまり気にならない方も多いかもしれませんが、室内と室外の寒暖差は自律神経を乱し、健康に被害を及ぼす可能性があります。一般的に、寒暖差疲労と呼ばれている症状です。
私たちの健康状態の体温は、36度から37度くらいに保たれていることがほとんどです。体温を維持する機能には自律神経が関連していて、気温が高いと感じると体温を下げようと血流を促して発汗することで熱を逃がしていきます。一方で、気温が低いと感じると血流をあえて滞らせることで毛穴を閉じた状態にし、体温を外に逃がさないようにしているのです。
しかし、寒暖差があまりに開いてしまうと、体温を維持しようとする自律神経が過度に活発になってしまうおそれがあります。そのため、自律神経が過剰に働いてエネルギーをたくさん消費する結果となり、体がどっと疲れてしまうのです。この状態こそが寒暖差疲労です。
そのため、室内外で寒暖差が大きくなってくる冬は、寒暖差疲労に気を付けなければなりません。疲れやすいと感じたら、自律神経が乱れているサインだと思ってください。自律神経が乱れると、肩こりやめまい、頭痛などといった不調が現れてくるほかに、普段以上に不安感が強くなってきたり、イライラしやすくなったり、気分が落ち込んだりするといった情緒的な面でもダメージを受けることがあります。
寒暖差疲労を防ぐためには、室内外の気温差を小さくするためにエアコンの設定を過度に上げすぎないことです。室内の温度は冬でも18度くらいがおすすめされているので、18度くらいを維持しておくと寒暖差疲労を防ぐことができるでしょう。暖房は、エアコンの冷房よりも電気を多く消費するため、省エネのためにもおすすめです。自宅ではもちろん、オフィス内の温度も見直していくと良いでしょう。
このほかにも、バランスの良い食事を摂ることも大切です。エネルギー源として役立つタンパク質を積極的に摂ることや疲労回復作用があるビタミンBを摂ると良いでしょう。朝はささみのサラダに、オレンジのフルーツを添えるなどもおすすめです。
また、睡眠不足の方、運動不足の方は元々自律神経が乱れやすいです。質の良い睡眠が取れるように、就寝1時間前からスマホを見ないようにしたり、休みの日などはジョギングやウォーキングを行ったり、ヨガをすると自律神経の乱れを予防することができるでしょう。

体温調整しやすい服装がおすすめ

また、最高気温15度の季節は寒暖差疲労や服装によって体調を崩しやすい時期でもあります。朝晩の冷え込みがあることも考慮すると、朝晩と日中、室内と室外で体温調整できるような服装にすることをおすすめします。
最高気温15度ならば、厚手のニット1枚でもOKなのですが、あまり厚手のものを着ているとオフィスやお店の中にいざ入ってみると、暑いと感じてしまうこともあるかもしれません。そのような不安がある場合は、ウール混の少し薄手のニットにベストやジレを合わせるのもおすすめです。
また、大人の女性は冷え症の方も多いと思います。冷え性の方は、薄手のニットなどのトップスに厚みのあるコートやトレンチコート、マウンテンパーカーなどを羽織るのもおすすめです。
最近では秋冬用のトレンチコートに、着脱することで体温調整が可能なライナーと呼ばれる裏地が付いているアイテムもあります。今であればライナー付きのトレンチコートが多く見つかるので、ぜひこの機会に購入されるのもおすすめです。
ライナーの取り外しでロングシーズン活躍してくれるので、1着もっているとととも便利です。

【Theory】ブラックロングトレンチコート

最高気温15度の日のおすすめコーデ

ここからは、皆さんにおすすめしたい最高気温15度の日のおすすめコーデをご紹介していきましょう。
体温調整ができるというのがコーデのポイントです。

トレンチコートとスラックスでオフィスにもOKなコーデ

オフィスシーンにもおすすめなカチッとスタイルを決めたいなら、トレンチコートとニットとスラックスを合わせるのもおすすめです。
トレンチコートは、秋冬ならネイビーやグレー、グレージュなどがおすすめです。春よりも合わせやすいブラックのトレンチコートも秋冬のコーデに馴染みやすくよりクールに見せることができるでしょう。
ニットは薄手のもので構いませんが、インナーには防寒機能のあるものだと安心です。
スラックスはカチッと感を出したいなら、流行りのワイドパンツよりもストレートタイプのスラックスがおすすめです。

 

ノーカラーコートでフェミニンなコーデ

ノーカラーコートを使うと大人フェミニンなスタイルに仕上げられます。ボトムにふわっとシルエットが揺れるスカートを合わせれば、より大人可愛い印象に。足元は防寒性も期待できて今っぽさも演出してくれるロングブーツがおすすめです。さらに暖かくするなら、厚すぎず薄すぎない、80デニールのタイツも履いておくといいでしょう。

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大判ストールを活用したコーデ

コートやジャケットを用意するまでもないという方、脱いだ時に邪魔になりそうという方は、大判ストールを用意するのもおすすめです。大判ストールは、首に巻き付けてもボリュームを出すことでコーデのポイントにもなりますし、ゆるめに羽織るとライトアウター替わりになるのでおすすめです。
ストールなら室内に入ってもそれほど邪魔になりません。
また、大判ストールを着用する際に、細目のベルトを用意してウエストマークしてみるのもスッキリスタイル良く見えるのでおすすめです。フェミニンな大判ストールの着こなしは、肩に掛けるのではなく、あえて方ではなく二の腕の下あたりからまとうような形で羽織ると女性らしさを表現することができます。

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リラックスカーディガンを使ったコーデ

カジュアル派の方は、ぜひゆるふわカーデを活用しましょう。ボタンレスの着流しタイプであれば、こなれ感もUPします。
カーディガンは丈によってイメージが変わるのが特徴ですが、腰まで隠れるオーバーサイズであれば程よくエフォートレスなムードで、体型カバー効果も◎。ワンピース、スカート、パンツと幅広いスタイリングに合わせやすいのも魅力です。
ほっこりとしたイメージになるのを避けたいのであれば、ワンピースのきれいめコーデに合わせるのがおすすめ。足元もローファーにするなど、今の季節にマッチするトラッドなエッセンスを落とし込むとさらに洒落感が増します。

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ジレでモード感をまとったコーデ

2023年秋冬もジレは注目のアイテムです。大人っぽいモード感を演出できるので、アラフォー以上の大人の女性も重宝するアイテム。
カジュアルなスウェット風ニット×パンツのシンプルなワンツーコーデに羽織るだけで、一気にサマになる装いへと見違えます。さらに、体温調節にもお役立ち。キレイめにもカジュアルにも、コーデにマンネリを感じたときのブラッシュアップにプラスワンしたいアイテムです。

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まとめ


いかがでしたか。最高気温15度というと朝晩の寒暖差、室内外で寒暖差が生じるので、自律神経の乱れで健康も不調が出やすくなってしまいます。そうならないためにも、できれば寒暖差にも対応できるアイテムを選んで毎日のおしゃれを楽しみましょう。



取材・文/EDIST. +one編集部

画像出典:EDIST. CLOSET

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