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洋服やシチュエーションを選ばない、使い勝手抜群のショートブーツ。年間を通して活躍する定番アイテムですが、秋冬にかけてさらに需要は高まりを見せています。
今回は、女性ファッション誌やカタログ、広告などで活躍するスタイリスト・福岡邦子さんに、今注目の最旬ショートブーツの傾向とともに、おすすめのショートブーツコーデについて伺いました。
スタイリスト 福岡邦子さん
ファッション誌やキッズ誌、広告などで活躍中のスタイリスト。詳しいプロフィールはこちら。
一口にショートブーツといっても、その種類はさまざま。安定した人気を誇るアイテムなので定番のデザインも多いですが、今年に入って話題になっている最新デザインも気になります。
「レースアップやサイドゴアなど、人気の形はいろいろありますが、特にこの秋冬で注目されているのは、ソックスとブーツが一体化したソックスブーツですね。ちょうど『アムラー』が流行ったころ、90年代にトレンドとなったデザインのリバイバルなので、世代によっては懐かしいと感じる方も多いと思います。
当時は黒のストレッチブーツが主流で、合わせるアイテムはミニスカートが多かった印象ですが、今はバリエーションも増え、ミモレ丈やロング丈のスカートなどと合わせるのが今風です」
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「素材に関しては、季節柄エコファーやスエードといった素材も毎年人気ですが、近年はスエードとレザーなど、異素材をミックスした物、バイカラーのショートブーツが増えています。また、カラーに関しては、ワインカラーやバーガンディといったボルドー系や茶系が人気です」
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着こなしによってその表情がクールにもキュートにも変化する、というのがショートブーツの魅力。では、ショートブーツの今っぽいコーディネートとはどんなものなのか、聞いてみました。
「ソックスやタイツに差し色を持ってきて、チラ見せさせると今っぽくておしゃれに見えますよ。デニムの裾をロールアップしたり、ミモレ丈のスカートを合わせたりして、ソックスやタイツをはいた足元を少しだけ見せてあげるのがおすすめです。
ダークカラーのアイテムに身につけることが多い冬の時期には、明るめのグレーやベージュ、白のニットソックスやタイツで抜け感を出したり、ボルドーやテラコッタ、マスタードなど今年らしいベイクドカラーのソックス、タイツをチョイスしてコーディネートのポイントを作るのもおすすめです」
「ふわっとした質感のワンピースやスカートなどレディな印象の甘口アイテムには、レースアップや厚底やムートンなどのボルュームがあるショートブーツでカジュアルダウンしてみましょう。
デニムなどカジュアルなアイテムを合わせる場合は、あえて高めのヒールやポインテッドトゥを持ってきて、女性らしさや大人っぽさを加えるのも◎。甘×辛のバランスを意識して、服装と逆のテイストを持ってくるとおしゃれ度がグンと増しますよ」
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「ショートブーツの色を、洋服や小物など何かしらのアイテムとリンクさせると統一感が出て、コーデにまとまりが出ます。チェックなどの柄物の場合は、柄に入っている色とリンクさせるといいですね。
特に今季は、グレンチェックやビンテージチェックが流行中。リンクするカラーのブーツを合わせると、今っぽさが出しやすいと思います」
「トゥ(つま先)とヒールの選び方で、印象はガラリと変わります。先の尖ったポインテッドトゥなら、きれいめで大人っぽいイメージに、ラウンドトゥならカジュアルなイメージになりますね。
また、ヒールに関しては細くて高いほど、大人っぽさはアップします。自分がどういう印象で見られたいのかで、使い分けるといいでしょう。例えば、フルレングスのワイドパンツやロング丈のスカートに合わせる場合、足元は少ししか見えませんが、ちらっとのぞくのがポインテッドトゥとハイヒールなら大人っぽいイメージになります。
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しかし、細いトゥで高いヒールだとライフスタイルによっては歩きにくいというデメリットも。ヒールが高くても、流行中の太めヒールを選ぶと、きれいめな印象も残しつつ、足元は比較的楽なので試してみてください」
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汚れも目立たず何にでも合わせやすいのが黒ですが、いつも足元が黒だとマンネリになりがち…と思っている人もいるのでは?定番の黒に加えて2足目、3足目を検討している人は、どんなブーツをゲットするのがいいのでしょうか。
おすすめのコーディネートとともに紹介してもらいました。
「おすすめしたいのが、ボトムとブーツをあえて同系色でまとめるというテクニックです。例えば、ベージュや茶系のパンツに、トレンドの茶系やボルドー系のブーツ、チャコールグレーのパンツに黒のブーツを持ってくるなどするといいですね。
濃淡のグラデーションを作るようにすると、よりおしゃれな装いになり、脚長効果も期待できますよ」
「メタリックカラーもトレンドカラーなのですが、キラキラのショートブーツはちょっと勇気がいるし、会社には履いていけないかも…という方もいますよね。そんな方は、ヒールやトゥだけがメタルカラーというデザインのブーツが良さそう。意外と合わせるアイテムを選びませんし、ワンランク上のさりげないおしゃれ感を与えることができますよ」
「脚の太さやO脚などが気になる方は、ブーティかフロントにスリットの入ったショートブーツがいいのでは?足首の部分を見せることでスッキリとした印象を与えられるので、ぜひ試してみてください。
さらに、ミモレ丈やロング丈のスカート、フルレングスのボトムス、ロングコートを合わせることで、スタイルアップ効果が期待できます!」
ショートブーツを旬顔で履きこなす方法を教えていただきました。どうコーディネートすればいいかわからない…と思っていた人も、コツがつかめたのではないでしょうか。
デザインの種類も豊富な今こそ、お気に入りの一足を見つけて、冬のファッションを楽しんでくださいね!
Text:EDIST.+one編集部
画像: EDIST. CLOSET
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取材・文/EDIST. +one編集部
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