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みなさんは今の自分の仕事に満足していますか? 会社員として働く人は安定したお給料は得られるものの、人間関係や自分の時間の少なさに不満を感じることもあるかもしれません。
「もっと自由に働きたい!」「好きなことをして稼ぎたい!」と独立を考えたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし実際に行動に移すには不安がつきまといますよね。
そんな中、思い切って安定した会社を辞め、起業した後に独自のインターネットマーケティングやSNS活用術を駆使してソーシャルメディア起業界を代表する存在となった鈴木さんに、今回話を伺いました。
会社員の頃と比べて彼女は今どのような生活を送っているのか。起業を考えたきっかけやメリットデメリットなど、起業を考える女性必見です。
未来シフト株式会社代表。30歳で人生に絶望し、会社を辞め女性専用のコーチングで起業。自身が主催するセミナーは国内だけでなく海外でも満席となるほど人気の女性のためのビジネスコンサルタント。
起業家と言えば、会社員時代から意識の高い職に携わっていると思いきや、鈴木さんはどこにでもいるようなごく普通の会社員であったそう。
「化粧品メーカーで働くごく普通の会社員でした。上司に言われたことをなんとなくやり、バリバリに働きたいといったキャリア志向もなく、ある程度の給料をもらって満足していました」
そんなごく普通の会社員が安定した職を辞めてまで起業しようと思ったきっかけとはどのような出来事だったのでしょうか?
鈴木さんの大きな転機となったのが30歳の誕生日。30代へと進む大きな節目のとき、人生に絶望したことから大きく未来が変わっていったそうです。
「30歳の誕生日、“金なし、男なし、彼氏なし”と、人生のどん底にいました。その時、お金くらいはなんとかしようと副業を始めたことで、会社からもらうお給料以外のお金を自分で作る経験をしました」
副業で始めた物販、フリマアプリで着なくなった服を売ったりしているうちに、ビジネスの楽しさを知った鈴木さん。
それ以外にも、Airbnbで外国人観光客に自分の部屋を貸し出したり、Airbnbの運用方法を教えるアドバイザーをしたりしながら、本業以外の収入で毎月20万以上の売上をだすようになったそうです。
「最終的には、憧れの人たちの影響を受けて起業しようと決意しました。会社以外の人間関係を広げたことで、好きな仕事をして、時間と場所にとらわれず、経済的に豊かな人たちが知り合いに増え、そういった人たちの働き方やライフスタイルを見ているうちに”私も絶対そうなりたい!”と思うようになったんです」
「人間関係は、ダイレクトに今のあなたを映す」と鈴木さんは言います。
収入も、価値観も近い人たちが集まりやすい。それだと狭い人間関係に縛られたまま、新しい外の世界に触れることが少なくなっていきます。
「外に出ていくことで『自分もこうなりたい!』と思える人たちと出会えるようになり、それが人生を変える原動力になりました」
副業である程度稼げるようになった後、コーチングの資格を活かし「未来シフト・コーチ」という肩書きで起業した鈴木さん。
「起業したいと思ってもなかなか行動に移すことができないという気持ちも、よくわかります。特に年齢を重ねるほど、挑戦するのが怖くなったり、失いたくないと執着するものも出てきますよね」鈴木さんは言います。
「だからこそ、いきなり会社を辞めるのではなく、会社以外からの収入をまずは1000円でもいいから自分で作ってみること。自らお金を生み出すことのできる人は案外少ないのです」
副業でも自分でお金を作る経験を重ねると、それが自信に繋がっていくそうです。
独立や起業に対して漠然とした不安を抱いたまま止まっているのではなく、まずはスモールステップから試すことが大切なんですね。
起業のメリットは、“誰かの言いなりではなく、自分で自分を動かすことができるようになること”だと語ります。
「会社のせいにする、上司のせいにする、お金がないせいにする、時間がないせいにする・・・自分以外の何か誰かに責任を押し付ける。気づかぬうちに、自分の外に外に責任を押し付けている人は案外多いものです。
“自分の人生の監督”になることが大事。受け身の人生ではなく自ら演出するつもりで自分を動かしたら、人生は一気に楽しくなりますよ!」
もちろん、同時に引き受けないといけないこともあります。それは責任です。
「自由を手にするなら、同時にすべての責任を自ら引き受けるという覚悟が必要」。自分で決断し、自分で責任をとる。自分の会社を持つというのはそういうことなのです。
今がとっても楽しいと話してくれた鈴木さんですが、彼女自身や会社の将来はどのようなことを考えているのでしょうか。
「今まで以上に仕事を愛したい! 今までは個人主義的なところがあったのですが、その行き詰まりや、停滞感や欠乏感を感じることもありました。これからは、もっと仲間と手を取り合って長期的で大きいビジョンに向かいます。想いを共有する仲間たちと、より社会や日本を良くしていけるような活動をしていくので、最近、すごくわくわくしているんです」
最後にこれから起業を考える女性へのアドバイスをいただきました。
「新しい人に会いに行くとか、情報発信をするとか、物販をするとか、とにかくなにか一歩進めること。もやもやと悩んで同じ場所に止まっているのが一番もったいない。時間は取り返せないのです。一歩目を踏み出したら、二歩目も必ずついてきますよ」
独立や起業を考えることはあるけれども、お金の不安や、肩書きを失うことの怖さからなかなか行動に移せないという人も多いと思います。
しかし、そんな不安を乗り超えて自らの未来を切り拓いてきた今の鈴木さんはとっても人生を楽しんでいるように思えました。
10年後の自分を想像したときにどんな働き方、どんな暮らしをしていたいですか? その未来に繋がる一歩を、まずはすぐにスタートしてみましょう!
Text:EDIST. +one編集部
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取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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