大人のニットはどう着こなす？ カラー×シルエット別のコーデポイント

秋冬のおしゃれに欠かせないニットは、キュートにもスタイリッシュにもエレガントにも着こなせる変幻自在の素材感が人気です。今期の流行である、明るいマルチカラーや細身の優雅なシルエット、個性的なビッグサイズとの組み合わせ。チャレンジしてみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。一方で、ニットは毛玉が生じやすいなど、維持や管理が大変な側面も。ここでは、最旬のコーデとともに、ニットとの上手な付き合い方もあわせてご紹介します。

今季気になるニットは？

さまざまな色が交差するマルチカラーがトレンドです。今期は色だけでなく形もトレンドの一つで、オフィスでも着こなせる上品なシルエットのほか、洗練されたレイヤードを楽しむジャストサイズや個性が光るビッグシルエットなど、多様なバリエーションが出てきています。

 

■カラーニット

2022年秋冬のカラーオブザイヤーである紫がかった淡いブルー「ベリーペリ」といったニュアンスカラーは、柔らかな雰囲気のニットと相性が抜群。また、街角での注目度ナンバー1として話題の「バービーピンク」といった、はっきりしたトレンドカラーも、ニットならフェミニンに着こなせます。

■マルチカラーニット

3色以上を同時に使うマルチカラーは、見る人の気分を明るくします。パステル・ペール・ニュアンス・ダスティ・スモーキー・ビビットなど、彩度も明度も思いのままに組み合わせ、ファッションを楽しみましょう。

着こなしポイント①：オフィスにも◎。すっきり「タイト」なシルエットできれいめに

ビジネスシーンに適した服装かつ、スーツよりもこなれた印象を与えるタイトシルエットのニットは、スマートなオフィススタイルに最適です。色や襟ぐりの形によって、がらりと印象が変わるのも特徴。プロデュースしたいセルフイメージに合わせて、着こなしを考えてみましょう。

 

■黒×タートルニット

定番のアイテムといえる黒のタートルニットは、きりっとした表情になれるので「仕事ができる女性」の演出に最適。フレアスカート、タイトスカート、スキニーパンツ、ストレートパンツなど、何を合わせてもベストマッチ。定番ならではの安定感で、会議や出張から、プライベートはデートまで、どんな場面でも活躍してくれます。

■マゼンダ×ハイネックニット

おしゃれで周囲と差をつけたいのであれば、トレンドカラーのマゼンダのハイネックニットはいかがでしょうか。黒スキニーや濃紺デニム、ベージュのパンツと合わせることで、オフィスにもなじむキレイめカジュアルなコーディネートが楽しめます。目を引く色合いと美しいシルエットで、一目置かれること間違いなしです。

 

■白×ボートネックニット

デコルテをきれいに見せるボートネックニットならば、膨張色の白でもすっきりした印象を与え、スタイルを良く見せてくれます。サテンプリーツでフェミニンに、白ボトムと合わせればワンカラ―でこなれた印象に。白が持つ清楚なイメージは、きちんと感と清潔感が必要なオフィスカジュアルにもぴったりです。

 

着こなしポイント②：レイヤード次第でさまざまな表情を見せる「ジャストサイズ」ニット

シャツやブラウスをニットと重ねることで、TPOに合ったさまざまな表情を作り出すレイヤードスタイル。体に合ったジャストサイズのニットを選ぶことで、野暮ったくならず、洗練された印象になります。

■赤ニット×白シャツ

いつもの白シャツに、華やかな雰囲気をプラスするなら、赤いニットがおすすめ。デニムを合わせればフレンチテイストに、パキッとコントラストがつくブラックのパンツと合わせてキレよく、いつものコーディネートがワンランクUPします。

 

■黒ニット×白ハイネック

定番の黒ニットには、インナーに白のハイネックをレイヤードしたモノトーンの配色で、ちょっぴりモードな表情をメイク。首元や裾からインナーの白を覗かせることでメリハリも生まれます。ボトムはグレーや黒で大人シックに決めましょう。

 

着こなしポイント③：「ビッグシルエット」なら一歩差がつく個性派スタイルに

ニットの素材感を生かした「ビッグシルエット」は、今シーズンも人気を集めそう。

好バランスにスタイルよく着こなすなら、タイトなボトムで攻略するのがおすすめ。程よく方の力が抜けたこなれ感を演出するなら、ワイドパンツやフレアスカートなどを合わせたボリューム×ボリュームシルエットにトライしても◎。

■ベーシックカラーニット

白、ベージュ、茶、グレー、ネイビー、黒に代表されるベーシックカラーは、秋冬のコーデにもそつなく対応します。ビッグシルエット初心者の人が挑戦するなら、まずは合わせやすいベーシックカラーに、バランスが取りやすい細身パンツやタイトスカートを合わせた着こなしがおすすめです。

■きれいめカラー

主役級のきれいめカラーは、ビッグシルエットならさらに見栄え十分！ 例えば、オフィスではロイヤルブルーのニットにシャツをレイヤードして知的に、ちょっとした外出時は、よそ行きの雰囲気が演出できる華やかなバービーピンク×スカートでレディに。視線を集めるコーディネートが楽しめます。

 

秋冬に欠かせないニットには悩みもつきもの

気温が下がる季節にはマストアイテムのニットですが、実際に着用するまで肌に合うか判断しにくいうえ、お手入れが面倒な側面もあります。気を付けないとすぐに傷んでしまい、クローゼットの悩みの種です。素材に合った着用や保管方法を心がけ、快適な状態を維持しましょう。

 

お悩み①：チクチクする

チクチクの原因には、肌にニットの繊維が刺さること、そもそも自身の肌に合わない素材であることが挙げられます。いずれもインナーを着て、素肌に直接ニットが触れるのを避けることで防げます。

お悩み②：毛玉ができやすい

着用しているうちに毛玉があちこちにできて、「おしゃれ着として購入したはずが結局は部屋着になってしまった」という方は多いでしょう。着用前と着用後には必ず洋服ブラシで丁寧にブラッシングすることを心がけましょう。

 

お悩み③：洗濯の仕方に迷う

寒い季節でも、室内で暖かなニットに包まれていれば汗をかくことも珍しくありません。最低でもワンシーズンに数回は洗濯したいところです。しかし、どのように洗濯すれば良いか分からない方も多いでしょう。
自宅で洗濯する場合は、手洗いで優しく揉むなどして日々の汚れを落としましょう。または、ニットを洗濯ネットに入れた上で弱い水流（おしゃれ着コースなど）で洗います。洗剤はおしゃれ着用のものを使いましょう。自宅で洗濯が難しいアイテムの場合は、クリーニング店にお願いするようにしましょう。

 

お悩み④：襟・袖が伸びやすい

ニットは伸縮性に優れているため、他の素材の洋服に比べ伸び縮みが起こりやすいもの。襟や袖がだらしなく伸びていたり丈が縮んでいたりすると、どんな素敵なニットでも魅力がマイナスです。余計な重力がかかって形が崩れないよう、ニットはハンガーにかけるのではなく、きれいに畳んで収納しましょう。

手軽にニットコーデを楽しむならサブスク型の洋服レンタルがおすすめ

これからの季節を彩るニットは、日々のコーディネートにぜひ取り入れたいアイテムです。一方で、お気に入りのニットは見つけたけど、ニットに合わせるアイテムに悩んでしまう方もいるのではないでしょうか？そういう方におすすめなのが、サブスク型洋服レンタルサービスのEDIST. CLOSETです。サブスク型の洋服レンタルならば、出費を抑えつつ最新のトレンド服を揃えられます。

EDIST. CLOSETでは、プロのスタイリストが監修した旬のコーディネートを4枚セットでお届け。自分で好きなコーデが選べるので、届いた瞬間からお気に入りの洋服を楽しめます。レンタルなので、これまで踏み込めなかったテイストに気軽にチャレンジできるのも大きなメリット。自分のなかに眠る、思いもよらなかった新たな魅力を発見できるかもしれません。

届く洋服は、既製品ではなくオリジナルデザインです。「シワになりにくい」「便利なポケットが付いている」「下着が響かない」といった機能性も十全に考えられており、気になる二の腕やお腹周りなど、自信がない部分もさりげなくカバーできます。ニットと組み合わせて使うことも、単体で使うことも、どちらもよいでしょう。

クリーニング代や送料は無料。１ヶ月満喫した後は、そのまま返却するだけです。手元に置いておきたくなった洋服を買い取ることも可能です。

自分に似合うニットコーデを見つけたい方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

---

取材・文／EDIST. +one編集部

画像出典：EDIST. CLOSET