EDIST. +one
クローゼットからあふれんばかりの服。
それなのに「明日着る服がない!」と困っていませんか? 特に女性は「就職」や「出産」などのライフステージの変化を機に、何を着たらいいのかわからなくなってしまうこともあると思います。
とある調査によると、多くの人は持っている服の20%しか着ていないというデータもあります。でも、安心してください。手持ちのアイテムを厳選した「迷わないクローゼット」は、誰にでも作ることができるのです。
ここでは、「ほどよいミニマリスト」として活躍中の片づけ講師・香村薫さんに、「服の収納方法」のポイントを全3回にわたってレクチャーしていただきます。
第1回は、服の減らし方と収納方法を紹介!
ミニマライフ.com 代表 片づけの専門家 香村 薫さん
「数字でお片づけ」を軸に、モノを減らして維持するしくみを伝える片づけの専門家。全国で片づけセミナーを行いながら、マンツーマンでの片づけレッスンも行っている。「日経WOMAN」などメディアへの寄稿を多数行うほか、2017年に著書「トヨタ式おうち片づけ」(実務教育出版)を刊行。2冊目の著書「トヨタ式超ラク家事」(実務教育出版)は、2018年3月1日に発売。
あふれんばかりのクローゼットを前に、ゴミ袋を手に持って捨てる服を探そうとしていませんか?
私は「捨てる」から始めないお片づけを推奨しています。いきなり捨てるのではなく、その前に取り組んでほしいことがあるんです。
あなたは、どんな人だと思われたいですか? どんな服を着ているときに自分に自信が持てますか?
そして、5年後の自分を想像したときにどのような服を着ていたいですか? これらをじっくりと考え、自分の未来像を具体化することから始めてみましょう。
雑誌を見て、自身が目指す姿のスクラップブックを作るのもおすすめです。自分一人ではどうしてもイメージできないときは、パートナーに聞いてみるのもいいでしょう。
このように、なりたい姿を具体的に思い描くことを「頭の片づけ」と呼んでいるのですが、モノを捨てる前に頭の中をしっかり片づけることで、手放す服・残す服を間違えなくなります。
クローゼットの中にある服をすべて出し、「5年後も着ていたいかどうか」の視点で服をセレクトしてみましょう。
その中から「今週着たいと思う服」をトップス7着+ボトムス7着の1週間分選びます。そこに、カーディガンなどを含むアウターや冠婚葬祭用の服をプラスし、ワンシーズン25着を目指しましょう。そうすることで25着×4シーズン=100着を最終目標に掲げます。
迷わないクローゼットを作るためのポイントは、ズバリ「見える化」すること。そのためには、メインの服をハンガーに掛けて収納することをおすすめしています。
ハンガー収納は・・・
・見やすい
・手に取りやすい
・戻しやすい
という3つのメリットがあり、畳んで収納するよりも確実によく使うようになります。
ところが、服であふれかえっているクローゼットにありがちなのが、年に1度着るか着ないかわからない冠婚葬祭の服や値段が高かった服、シワになりそうな服がハンガーに掛かっていて、それだけですでにハンガーが埋まってしまう…というパターン。日頃よく着る服は、部屋の中にポイッと放置されてしまうのです。
この状態を打破するために、先ほどの「今週着たいと思う服(トップス7着+ボトムス7着)」を最初にハンガーに掛けてしまいましょう。その状態でまだハンガーを掛けられるなら、これから3ヵ月着る服を掛けましょう。
持っている衣類の中には、どうしてもハンガーに掛けられない服があります。伸びてしまう素材、掛けられないデザインの服などです。それらの服は畳んで収納することになりますが、ここでもポイントがあります。
それは、できる限りすべての服を見渡せるような置き方をすること。一番のおすすめは、棚に置くスタイルです。
このとき、重ねる服は2枚程度とし、取りやすいようにしましょう。
引き出しなどの収納に入れるのであれば、できるだけ服をすべて見渡せる収納を選んでください。
奥に深い引き出しを使う場合は、手前と奥の2つに分けて、奥にはすぐに着ない季節外の服を収納します。
収納は、基本的に立てて行います。畳み方に決まりはありませんが、今使っている引き出しの高さに合うように高さを調節しながら、3つ折り、もしくは4つ折りにします。厚みを作ることで自立しやすくなりますよ。
また、引き出しの中は「7割収納」を心掛けましょう。ギュウギュウに詰めてしまうと、取り出しにくい上に服がシワになり傷みやすくなってしまいます。ゆったりと収納することを心掛けましょう。
以上、第1回目は”クローゼットの収納ポイント”をお伝えしました。
片づけをしようとすると、どうしても捨てる衣類にフォーカスしがちなのですが、ぜひ、着たいと思う服・残しておきたいと思う服にフォーカスして、見やすさや手に取りやすさ、戻しやすさを意識していただけたらと思います。
取材:EDIST.+one編集部
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取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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