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誰もが毎日している洗顔ですが、洗顔方法に自信があるという人は意外と少ないのではないでしょうか?
一方で、「◯◯で洗顔するといい」「◯◯しないほうがいい」など、さまざまなメディアで洗顔に関する数多の情報があふれているため、「いったいどれを信じればいいの?」と思ってしまうことも…。
そんな曖昧な現状を打破すべく、エイジングケアに特化した「エンリッチリフト」シリーズをはじめ、数々のドクターズコスメを扱う株式会社ドクターシーラボで商品企画を担っている”洗顔のプロ”である、市原澄子さんに正しい洗顔方法を伺いました。
洗顔についての基礎知識から、すっきり落ちる洗い方まで、2回にわたってご紹介します!
株式会社ドクターシーラボ マーケティング部 商品企画グループ
市原 澄子(いちはら すみこ)さん
ドクターシーラボの商品企画歴13年。創業者である現役皮膚科医の城野親德氏とともに、ドクターズコスメとして「結果で応える」ことを意識して、化粧品から健康食品、医薬品、美容機器に至るまで、臨床を活かした商品開発に励んでいる。
洗顔は毎日の習慣で、深く考えずにしているという人も多いでしょう。でも洗顔には大切な役割があります。
「皮脂やメイクなどの肌汚れを落とす」というのが洗顔のおもな役割ですが、実際肌についているのは、私たちがイメージしている汚れだけではないようです。
「メイクや皮脂以外にも、汗やほこり、花粉、さらにPM2.5といった目に見えない微細な汚れが肌には付着しています。特に、最近日本でも話題となっているPM2.5の粒子は、毛穴の20分の1のサイズといわれていますが、これもきちんと落とさなくてはなりません。あとは、肌のターンオーバー(新陳代謝)による古い角質を落とすのも、洗顔の役割のひとつですね」
目に見えない微細な汚れが顔についていることを知ると、正しい洗顔で汚れを落とすことはあらためて大切なことなんですね。こういった汚れの一部は、肌にとっての「外的な刺激」となるため、きちんと取り除くことが必要とのことです。とくに顔は常に外的な刺激にさらされているため、汚れをしっかり取ることが重要といえます。
洗顔の役割を知ることで、今までと違った観点で正しい洗顔ができるのではないでしょうか。
洗顔をしっかりしなければならない理由はおわかりいただけたと思いますが、その前に大切なのがクレンジングです。とくに日常的にメイクをしている人にとっては、クレンジングはかかせないもの。クレンジングを怠るとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
「ファンデーションやパウダーが微粒子化し、肌への密着やメイクの崩れにくさは日々進化しています。そのため、きちんと意識して汚れを落とさないと、残念ながら落としきれないことも。残った汚れが酸化すると肌の老化の原因にもなりますし、洗顔後のスキンケアの成分の浸透を妨げます。そのため、ファンデーションなどの進化に合ったクレンジングを使い、しっかりと微細な汚れを落とすことが大切です」
ウォータープルーフの化粧品や、何度も塗り直すUVケア商品を使う夏場は特に注意!普段より意識して、念入りに落としましょう。クレンジングも種類が多く、どの商品を使ったらよいのか悩むアイテムでもあります。使用しているメイク用品に合った正しいクレンジングを使うことが大切です。
最近では、「石鹸で落とせる」とうたったUVケア商品やファンデーションなどのメイクアイテムもありますが、それ以外のアイテムと併用している場合は、やはりクレンジング剤を使用したほうが確実なんだそう。
「クレンジングでメイクや皮脂などの油系の汚れを、洗顔でほこりや汗などの水系の汚れを落としているので、基本的にはW洗顔をおすすめしています。ただ、『これ1本で済む』というオールインワン商品がトレンドであり、当社でもそのような商品を販売していますので、時間がない、手軽さを重視したいという方は、そういった物を利用するのもいいかと思いますよ。クレンジングと洗顔をまとめてできるオールインワンで手軽に済ませるか、W洗顔を選ぶかは人それぞれですが、一番心掛けてほしいのは正しい洗い方です」
ドクターシーラボ
滑らかでコクのあるクリームがオイル、さらにミルクへと3段階で変化する、ドクターシーラボ独自処方の乳化システムに進化。従来よりもクレンジングにかかる時間が短縮でき、肌をしっかりと密閉して微細な汚れを浮かせる。7種の美容オイルを配合しているため、洗い流した後はパックしたようなうるおいとハリのある肌に。※クレンジングのみの商品です。
ドクターシーラボ
シーラボ史上最高!美容成分が93.7%も配合された温感クレンジングゲル。従来よりも肌のうるおいを美容液で閉じ込めて守ります。メイクはもちろん毛穴汚れまでしっかり落とし、洗うたびにツルツルのなめらか肌を実感できます。
洗顔の際、手を上下にゴシゴシとこするように洗っていませんか?汚れをしっかり落としたいという気持ちから思わずゴシゴシ洗っている人もいるかもしれませんが、実はその方法は、肌にとても負担をかける、NGな洗い方のようです。
「肌に負担をかける原因のひとつは『摩擦』です。摩擦による刺激というのは、肌に微細な炎症を起こし、肌トラブルや老化を助長するといわれているんですよ」
それでは、どうするのがいいかというと、ズバリ「泡で洗う」ことだそうです。弾力のあるモコモコな泡で洗うために、以前は泡立てネットを使っていたという市原さんですが、最近では洗顔用の泡立て器を愛用しているそう。
「知人に勧められたのですが、濃密で質の高い泡ができる洗顔用の泡立て器がありまして、感動します! とはいえ、やはり普通の洗顔料で洗顔の度に泡を作るのが面倒だったり、うまく泡が作れなかったりとおっしゃる方もいますよね。そういった方には、当社で発売している泡状の洗顔料『エンリッチリフト ウォッシングフォームEX』をおすすめします。最初からモコモコした濃厚な炭酸泡の状態で出てくる商品なので、誰でも簡単に安定して使っていただけるので便利です」
「泡洗顔」は泡立てるまでが面倒に感じる人もいるかもしれませんが、これなら自分で泡立てる手間がないので、時短で楽な泡洗顔ができますね。
ドクターシーラボ
炭酸と濃厚な泡のマッサージでエイジングケアもサポートする洗顔料。もっちりとした弾力泡に炭酸を閉じ込め、泡だけを転がすようにマッサージするだけで、毛穴奥の汚れを落としながら肌を整えてくれる。時間がない朝でもワンプッシュで洗える忙しい女性にうれしい商品です。
洗顔に関する基本的な知識と注意すべきポイントをレクチャーしていただきました。忙しい毎日でクレンジングや洗顔をおろそかにしがち…という人もいれば、きちんとしている「つもり」の人も意外と多いはず。化粧品の進化に伴って、クレンジングでなかなかメイクが落ちなくなっているというのは目から鱗でした。
生活スタイルやメイク用品に応じた正しい洗顔を心掛けたいものですね。
次回、「洗顔の手順編」では、正しい洗顔の具体的な方法についてご紹介します。
しっかり洗顔をしないと汚れが肌に蓄積し続け、美肌から遠のいてしまいます。ぜひここで覚えておうちで実践してくださいね!
Text&取材:EDIST.+one編集部
取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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