EDIST. +one
美肌への近道は正しい洗顔から!
毎日、しっかり顔を洗えているという自信はありますか? 洗顔はスキンケアの第一歩。その方法が間違っていると、その後に行うケアの効果が発揮されないどころか、肌を傷めてしまう可能性だってあるんです。
今回は、エイジングケアに特化した「エンリッチリフト」シリーズをはじめ、数々のドクターズコスメを扱う株式会社ドクターシーラボで商品企画を担っている市原澄子さんが、正しい洗顔方法を解説!「基礎知識編」に続く今回は、「正しい洗顔の手順」について教えていただきます。
株式会社ドクターシーラボ マーケティング部 商品企画グループ
市原 澄子(いちはら すみこ)さん
ドクターシーラボの商品企画歴13年。創業者である現役皮膚科医の城野親德氏とともに、ドクターズコスメとして「結果で応える」ことを意識して、化粧品から健康食品、医薬品、美容機器に至るまで、臨床を活かした商品開発に励んでいる。
それではいよいよ、正しい洗顔の基本的な流れを見ていきましょう!
「これは、クレンジング剤・洗顔料に限りませんが、メーカーによって使用方法や使用量は異なりますので、一般的に『これが正しい』というものはありません。各メーカーが推奨する適切な使用方法・使用量を守ってこそ効果が期待できますので、使用前に必ずパッケージに書いてある内容を確認することが大切です。自己流より、まずは正しいお手入れ方法で!」
「エイジングケアを気にされている方におすすめしているのは、クレンジングの際に肌をマッサージする習慣をつけること。マッサージには血流を促してくすみをとり、顔のコリをほぐすという効果があります。日頃、あまり使っていない筋肉というのは意外とあって、お顔を触っていただくと、その部分が多少固く、冷たくなっているのがわかると思います。そこを意識しながら、クレンジングでやわらかくしてあげると、汚れが落ちるだけでなくクレンジング剤に入っている成分の美肌効果をいっそう感じることができるようになります」
「洗い方のポイントとしましては、『泡を肌の上で転がす』イメージで、指が肌に直接ふれない程度に、優しくマッサージしましょう。このとき、泡が少ないとすぐに泡がへたってしまうので、メレンゲのようなモコモコの泡を立てることがポイントです。泡は質が命!ですよ」
「使用するお湯は、33℃くらいのぬるま湯を推奨しています。お風呂のときに顔を洗ってシャワーで流すという方もいらっしゃるかもしれませんが、お風呂だと40℃くらいかと思いますので、温度が高すぎて、のちのち乾燥を引き起こしてしまいます。また、リフトアップを目指すのであれば、洗い流す際の手は『下から上』という動作を基本にしていただきたいので、シャワーを直接顔にあてての洗顔はおすすめできません。基本的には、手で温度を確かめながら、下から上へ優しく洗い流すのがいいと思います」
「洗い流しは、手で20〜30回はすすいでください。最低でも10回以上は行っていただきたいです。すすぎが終わったら、洗い残しや泡残りがないか、確認もしてくださいね。髪の毛の生え際などは、泡が残っている場合も多いので注意が必要です。それが、肌の炎症や吹き出物といったトラブルの原因になりますよ」
「洗い終わったら、清潔なタオルで顔を優しく押さえ、水分を取りましょう。ここでも、ゴシゴシと拭くと肌を傷めるのでNGです。また、ゴワゴワしたタオルも、肌を傷付ける可能性があるのでご注意を!ちなみに、これは私が個人的にやっている裏技なのですが、洗濯したタオルを干すときに10回くらい振りさばくと毛が起きて、乾くとふわっと仕上がるのでおすすめです! あと、洗顔後にタオルを使わず自然乾燥する…なんて方もいるかもしれませんが、これは乾燥の原因になるので絶対にやめましょう」
「洗顔後は、早めに化粧水で水分補給をしましょう。コットンを使用する方もいると思いますが、肌に有効成分を浸透させるという意味では、基礎化粧品は使用時に肌と同じ温度にするのが大切。一度手に取って、少し温めてから肌につけるといいでしょう。そして、最後に手のひらで優しく顔を包み込んで、じっくり浸透させるのも効果を高めるポイントですよ!」
普段、なにげなく洗顔をしている人も少なくないと思いますが、「スキンケア」であることを意識して行うことが大切だと市原さん。
「ニキビや吹き出物、テカリが気になるからといって、1日何回も洗顔するのは本末転倒。皮脂を取りすぎると、逆に皮脂を出そうと肌ががんばってしまい、皮脂バランスが崩れてしまいます。皮脂は別名『天然のクリーム』といわれているくらい、肌の水分を逃がさない役割があるんです。そのため、皮脂を取りすぎてしまうと、肌を守ろうと過剰に皮脂が出てしまいます。洗顔は朝晩の2回程度にとどめ、あとは保湿を心掛けてください」
クレンジング剤や洗顔料によって使用量や使用方法は異なりますが、ここで紹介した基本的なポイントを念頭に置いておけば、失敗はないはず。大切なのは、「傷付きやすい肌をいたわりながらケアする」ということを意識して洗顔することです。そうすれば、原因不明の肌荒れや、いつもメイクのノリが悪い…といった肌トラブルも、最小限に抑えられるはず。
もちろん、肌トラブルの原因は洗顔のせいだけではありませんが、原因をひとつでも減らして、美肌を目指したいですよね!
Text:EDIST.+one編集部
”時短で即おしゃれ!”が叶う、
いま話題のファッションレンタルサービス・EDIST. CLOSETでは、
取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
まだデータがありません。