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EDIST.+oneで毎月連載中の「パッカーン占い」を担当している、占い・輝夜さんの不定期コラム連載がスタート! 第1回目は”30代結婚したがり女子にありがちな3つのワナ”について語っていただきました▶︎記事
2回目となる今回は”自分迷子”と題して、占いジプシー、自分探しジプシーについてクローズアップしていきます。
社会人としてある会社に就職したが、人間関係のストレスで2週間のうちに7キロの激ヤセを経験。心身ともにボロボロになりスピ系に興味を持つ。そこで体と心のバランスが大切であるということを知り、ボディとメンタルのバランスを整えるセラピストを目指す。その後タロットカードだけでなく、オラクルカードや数秘術も取り入れたカウンセリングを行いつつセラピストとしても活動。占いは対面鑑定のほかに通話・メール鑑定も行います。また、銀座の占いサロンにも出演中。
「セラピストとして5年間で約3,800人の施術とカウンセリングを行ってきました。その活動の中で体は手相のようにその人の性格や行動を表すことが解り、今は占いにも役立てています(体読み)。この”パッカーン占い”ではタロットと数秘術を組み合わせて運勢を出しています。数秘術の運命数からあなたの全体的な傾向と、タロットで詳しい内容を見ています。あなたの元気のモトの一つになれますように!」
私のブログの人気記事に『占いを信じてはいけない』というものがあります。
これには「占いを効果的に使う方法」が書いてあるのですが。
今回はその
「占いをどうやって使うとあなたの悩みをすぐに解決できるようになるか?」
ということについて、ブログとはまた別の角度で書いてみようと思います。
いつまでもふんわりとしたあいまいな占いばかりしていると、ますます迷うだけ。
現代日本の占いを上手に使って、あなたの迷子人生に終止符を打ってください。
占いって元々はシャーマン的な存在だったりします。神様の言葉を知る一つの方法というか。
日本史で習ったと思いますが、亀の甲羅を使ったり、陰陽師などですね。
世界的にみれば星の動きを見て天変地異を知ることや、土地の形状をみて戦の戦略を練るなどに使われていました。
しかし現代ではそういった昔ながらの占いは内容が細かく分けられて、学問として細分化され生活に生きています(占星術は天文学や自然科学に。風水は地理学など)。
占いとして残っている部分はカウンセリングやコーチングに近いと私は考えています。
しかしそういった「今の占いの形」というのが一般的に知られていないので、未だに占いに行った結果でさらに血迷った行動をしてしまったり、占いジプシー(自分が望む答えを聞けるまで延々と占いにいく)という人が出てきているんじゃないかと実感しています。
よく占いの相談であるのが
「私に合う仕事は? 私に合う人は?」
というもの。
この質問をする人はおそらくいろんな占いに行って同じ質問をしていると思います。
それで占い師が答える内容はだいたい同じ。
ふんわりした答えしか返ってこない。
例えば、
「あなたは性格が繊細だからね〜。あまり表立って目立つような仕事は向いてないんじゃない。そうね、どちらかといえば裏方について人を支える仕事の方があなたに合ってるわよ」
みたいな。
「そんな仕事、腐る程あるわ!」
ってツッコミたくなる答えですね。
なんでこんな答えになるか分かりますか?
それは「質問がふんわりしているから」です。
質問が曖昧だと答えも曖昧になるんです。
だって相談者様が「どうしていきたいか?」っていう明確なものがないから。
そしてそういうふんわりザックリした答えを聞いて、きっとあなたはまた迷うんですよね。
こんなの無限ループです。時間とお金と労力の無駄。
「自分が何者かになりたい」
「愛し愛され生きる人生にしたい」
のであれば、占い師に全部を丸投げするんじゃなくて、最初にもっと自分に向き合って考えてみてください。
例えばあなたがお医者さんだったとして、患者さんから
「先生! 気分が悪いんです。体も痛いような・・・・・どうにかしてください!」
って言われたらどう対処しますか?
お医者さんだって
・体のどの部分がどのように痛いのか?
・気分が悪いのはいつからなのか?
・何か体調を崩すようなきっかけがなかったか?
というくらいまで患者本人が認識していないと手の施しようがありませんよね。
占いで「私に合う仕事は? 私に合う人は?」って聞くのは、病院に行って「どこが痛いかわからないけどなんとかしてくれ!」と言っているのと同じです。
学生や20代の人がそう聞くのは仕方ないと思います。まだ経験も少ないですし。
しかし30年以上も生きていたら、いい加減世の中は自分中心に回ってないと気づくじゃないですか。
そうしたら「自分に100%ぴったり合う!」ものがこの世の中にないことも分かりますよね。白馬の王子も現れません。
自分に100%合うものを待っていたらそれこそ「何百、何千回輪廻転生しなきゃいけないんだ?」ということになると思います。
だからまずは占いに丸投げする前に自分に向き合って
「私は本当は何がしたいの?どうなりたいの?」
と向き合うことです。
そうですね、一例を挙げていくと・・・。
私は接客業が好きなんですよ。人と接する仕事が好きなので、飲食業や販売業などをやってきました。
最初は「人と接する仕事なら楽しい! なんでも好きだ!」と思ってたんです。しかし30を超えてそれが「違う」ということがわかりました。
人と接する仕事が好きでも「ものの売り買いだけを面と向かってすることにはやりがいを見出せない」ということがわかったんです。
お店で何かを売るとか、店舗の店員さん、受付などです。
そうじゃなくて「人が求める何かを一緒に追求していって、それを手にした時のお客様の笑顔や達成感が好き」というもっと細かい部分まで理解できたので、今こうして占い師をやっているわけです。
「自分に合う仕事」なんてそんなにすぐは見つかりません。
結局自分の経験の中でだんだん固まっていくんです。
だから占い師に聞くのは「私に合う仕事はなんですか?」ではなくて、
「私は今までこういう仕事をしてきました。だけどもっと充実した働き方をするにはどうすればいいですか?」と経験と自分の希望を伝えるのです。
白馬の王子様は現れません。
仮に現れたとしても結婚して何十年も一緒にいたら、くたびれたオヤジになるわけですよ。
だから最初に最高を求めちゃだめ。最初が最高だったらあとは落ちるだけです。
学生時代の友人同士が結婚して驚いたことがあります。
誰がどう見ても亭主関白で「家事なんて絶対に手伝わないよねー」とみんなで言っていた旦那が、ものすごくマメに家事を手伝う「ステキな夫」に変わっていたことです。
嫁である友達は言いました。「夫は育てるのよ」と。
このセリフは夫婦関係が良好な友達からちょくちょく聞く言葉です。
しかしこれは夫を育てているだけではないですよね。
赤の他人が共同生活をするようになれば、最初はぶつかったり喧嘩したり、譲れない部分もたくさんある。
だけど相手に自分のことを理解してもらう努力をする(育てる)のと同時に、自分も相手に合わせる。
そうすると自分も育てられて、お互いの角ばったデコボコがだんだんと丸くなり、様々なくぼみがフィットしていく部分が増えて重なっていく。
そして仲睦まじいパートナーになっていくんです。
「私に合う人」なんていません。
「私」が相手に合わせて、相手と一緒に育っていくんです。
だから最初にあなたが占い師に聞くことはもっと具体的な質問です。
「どうやったら恋人になる彼と出会えますか?」
ということ。
気になる人がいるなら最初から「無理!」と諦めずに、その人とどうやったらお近づきになれるかを聞いた方がいい。
そういう質問の仕方です。
自分で自分がわからない。
何をどうしていけばいいかわからない。
そういう時は「自分で自分のことがわからない」時です。
そんな時はひとまずあなたの心に聞いてみて。
「私は何をしたいんだっけ?
私はどうなりたいの?」
と。
それをした上で、「じゃあ占いでアドバイスをもらってみよう」と占いにいってください。
占いは選択肢を増やす為のツール。
自分で見えていなかったものを見つける為の情報の一つ。
決してあなたを惑わせるものじゃありません。
そうやって使うのが現代日本の占いの使い方です。
真夜中のかく語りき。シリーズ
月額制のレンタルサービスだから、毎月、違う服を試せるのも新たな自分を発見するきっかけに。
取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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