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オフィスに欠かせないマストアイテムといえば、何と言ってもジャケット。しかし、ジャケットとひと括りにしても、襟のスタイルや素材などその種類は多岐に渡ります。そこで今回はジャケットの種類を徹底解説。
ジャケットを味方に付けて、ビジネスシーンを乗り切りましょう。
ジャケットとスーツ、2つはとてもよく似ているのですが、微妙に異なるアイテムです。ほんの少しの違いを理解して、TPOによって使い分けましょう。
そもそもジャケットとは『袖付きの上着』のことを指します。いっぽうスーツとは『同じ生地で作った上下セットの商品』のことを指し、基本的には上着とボトムスを合わせて着用するものとされています。
ジャケットとスーツ最大の違いは「着丈・生地感・シルエット」の3点。スーツはジャケットよりも数センチ丈が長く作られていることが多く、生地感もスーツの方が光沢感の強い物が多くあります。また、ジャケットは前ボタンを掛けずに着用することを想定して作られているものが多く、スーツはボタンを掛けて着用することを前提として製作されています。これらはどれも‟ものによる”要素が大きいのですが、3点の違いを理解した上で上着を選ぶと「上着とボトムスがなんだかチグハグで変!」といった悲劇を避けることができます。
しかしながら、最近ではジャケットとしても単品使いできるようにデザインされたスーツも多く出回っています。あらかじめそういったものを選んでおくと、組み合わせ次第でお洒落の幅も広がるのでオススメです。
それではジャケットにはどういった種類があるのか?
オフィスで役立つジャケットの種類について、解説していきます。
まず、注目したいのは襟の形です。襟部分中央のゴージラインと呼ばれる縫い合わせ線を境に、上襟は『カラー』下襟は『ラペル』と呼ばれます。ジャケットの襟にはさまざまな種類があり、それによってジャケットの表情は大きく異なります。まずはそれをおさらしましょう。
ノッチドラペルカラー
ノッチドラペルは「普通襟」とも言われるほど、シングルジャケットではよく見かける形です。「ノッチ」は「V字型の切り込み」を意味し、下襟はひし形になっていて、上襟と下襟の縫い合わせ部分のラインから下襟の剣先(角の部分)にかけてまっすぐ直線上になっているのが特徴です。
ピークドラペルカラー
「ピーク」は英語で「山の頂上」という意味で、下襟の剣先が上に向かって尖っているスタイリッシュなデザインです。もともとはダブルジャケットなどで使用される形状でしたが、今ではシングルジャケットでも見かけるようになりました。
クローバーリーフラペルカラー
ノッチドラペルの形状で、上襟と下襟の先が丸くカットされたデザインの襟です。クローバーの葉を思わせる形から名付けられ、角の取れた丸みのあるフォルムは柔らかい印象を与えてくれます。
ショールカラー
ショールカラーとは上襟と下襟がつながっている襟のことで、襟の下部が丸くカーブしているのが特徴です。その形状からヘチマ襟と呼ばれることもあります。
ノーカラー
襟そのものがなく、首回りが丸くなったデザイン。「カラーレス」などとも呼ばれ、中に着るトップスも襟のないものを合わせるとバランス良く着こなすことができます。
襟の次に注目したいのは、素材です。素材によって季節感や印象も大きく異なるので、TPOに合わせた材質のジャケットを選びましょう。
ウールジャージ
ジャケットやスーツの基本素材はウール(羊などの毛)。これを「織り」ではなく「編み」で作った素材がジャージーです。「織り」生地よりも伸縮性が高く、糸目が伸びたり縮んだりするので突っ張るということもなく快適に過ごせます。型崩れしにくいのが特徴です。
ツイード
短く太い羊の毛を使用した「紡毛糸」を織られた、粗い目が特徴的な毛織物です。ツイードには織り方によってさまざまな模様があり、春先や秋口など肌寒さを感じる季節にぴったり。独自の織りと染色で、華やかな印象のジャケットスタイルを演出してくれます。
コットン(綿)
綿布の素材は耐久性があり、ざっくりとした硬いコットン生地は着込むことで体に馴染んでいきます。また、コットンは家庭での洗濯などには注意が必要ですが、肌触りが良くジャケットスタイルをスマートに仕上げてくれます。
ポリエステル
日本の合成繊維の中で生産率ナンバーワンの繊維。機能性に優れたポリエステルは型崩れしにくく丈夫でシワになりにくいといった利点があります。また、ポリエステル素材のジャケットは光沢感とハリがあり、高級感を打ち出したい大人の着こなしに向いています。
ご紹介したジャケットですが、外勤や内勤などといったお仕事スタイルで着用したいアイテムも異なってきます。そこで、それぞれにぴったりのアイテムをご紹介。ジャケット選びの参考になさってください。
外勤メインのお仕事スタイルには上下セットのスーツ、もしくはカッチリとしたフォーマルなジャケットが必要です。派手過ぎないトラディショナルなデザインと、ハリや光沢のある素材で知的なビジネスウーマンを演出しましょう。
外回りや外部との打ち合わせもたまにある外勤・内勤混合職の方は、スーツスタイルだと印象が固くなりがち。オフィスカジュアルな服装に合わせることができて、すぐに脱ぎ着できるジャケットをオフィスに1枚常備しておくと安心です。いつでもジャケットを羽織れるよう、普段からトップスは厚手のものを避けておくと急な来客や外回りにも対応できます。
さまざまな種類が存在する奥深いジャケットの世界。お手持ちのトップスなどに合わせて、快適な1枚を見つけましょう!
Text:EDIST. +one編集部
画像:EDIST. CLOSET
 
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