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3月は春らしいアイテムを取り入れてコーデを楽しみたい季節。けれど、まだまだ冷え込む時期だからタイツを手放すのは難しいのが現実……。こんなときどうやってバランスを取ればいいの? そこで今回、イエローベース、ブルーベースに分けて、春に合わせたタイツの選び方やコーデをご紹介。カラーコーディネーターの谷口美佳さんにお話を伺いました。
谷口美佳さん(カラーコーディネーター)
パーソナルカラー、バランスメイク、骨格スタイルなど女性の魅力と個性を引き出すサロンを主宰しており、パーソナルカラーをベースにした似合うタイツ選びに定評がある。color+shape®コーディネーター
ご自身のパーソナルカラーについて、セルフ診断方法をご紹介しています。
「冬用のウールタイツを3月になってもそのまま履いている人を毎年よく見かけます。冬のタイツには分厚くて暗い色が多く、春色アイテムと合わせるとタイツだけ浮いてしまう原因に。まずは春用のタイツを購入することから始めてみてください。
「春は綺麗めなオフィスコーデにも合わせやすい30デニールか60デニールがオススメです。カーキブラウンのタイツはイエローベースの方には合いますよ」(谷口さん)
「30デニール以下は脚が透けて生々しくみえてしまうのでNG。また、黒タイツは収縮色で細見えすると思われがちですが、春は重量感が出てしまう上に、脚のシルエットが強調されてしまい、余計に太く見せてしまいます」(谷口さん)
イエローベース、ブルーベースそれぞれに似合う色のタイツがあるので、自分のタイプのタイツを選びましょう。
「イエローベースの方は春にもブラウン色のアイテムを着る人が多いので、基本的にはいろんなトーンのブラウンに対応できる、カーキブラウンやモカブラウンのタイツがオススメ。赤みのあるタイツは脚が浮いてしまうので選ばないようにしてください」(谷口さん)
「ブルーベースの方はネイビーやグレーを着る方が多いので、チャコールグレー、ブルーグレー、ダークグレーのタイツが似合います。春に向けてブルーベースの方は黒やネイビーよりも軽くなるグレーがお似合い。また、イエローベース同様、赤みのあるタイツを選んでしまうと、タイツがコーデから浮いてしまうので気をつけましょう」(谷口さん)
イエローベースはブラウンやベージュ、ホワイト系が◎。
ブルーベースは青みのあるグレーやネイビーのパンプスが◎。
「タイツを選ぶときは、靴とスカートに馴染ませることを意識し、タイツが浮いてしまわないように調整してください。タイツをスカートか靴の色に馴染ませないと、タイツがアクセントカラーになってしまい、変に目立ってしまいます。馴染ませるには、靴かスカートのどちらか主張が強い色にタイツの色を合わせることがポイント。例えば、上記画像の場合だと緑のスカートの主張が強いので、タイツはカーキ寄りのものを選んでいます。また、スカートもタイツも主張の強い色にしてしまうと、ごちゃごちゃした印象になってしまのでどちらかは控えめな色を選ぶことも大切です」(谷口さん)
パンプス: STUNNINGLURE アウター:STYLE DELI ニット:AURALEE スカート:RACEA バッグ :ZANELLATO
「今季のトレンドである、きれい色のグリーンスカートをカーキブラウンのタイツと合わせたイエローベースのコーデです。タイツの色がスカートに馴染んでいるので、統一感のある落ち着いた雰囲気になりました。キャメルのトレンチコートは、羽織るだけでこなれ感が出せてお気に入りです」(谷口さん)
パンプス:ZARA ジャケット:H&M ニット:H/standard スカート:CIROI バッグ: J&M Davidson
「ネイビーの靴とスカートにチャコールグレーのタイツで合わせたブルーベースのコーデ。スカートとパンプスの境目を柔らかい色で繋げておしゃれ上級者に仕上げました。シルバーのバッグを差し色にすることで、華やかな印象もプラス。さらに、白のニットをグレーにチェンジすればニュアンスのある印象を出すことができます」(谷口さん)
パーソナルカラー別にタイツの色をチョイスしてコーデを組めば、脚元だけ浮いてしまう、と悩まされる心配もなし。
まだまだ寒い3月は、タイツありきのコーデで暖かくおしゃれに乗り切りましょう。
Photos(人物):藤井洋平 Edit:辻野祐馬 Text:井上紗希
※登場する洋服・小物は全て谷口さん私物です。
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取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
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