EDIST. +one
全3回にてお送りしている、カラーコーディネーター・谷口美佳さんによる、パーソナルカラーの基本とコーディネートレッスン。
第一回は、コーディネートの中心となる軸色(=ベーシックカラー)がテーマでした。
ベーシックカラーは、簡単に説明すると自分のワードロープに常備しておきたい定番カラーのことです。自分に合うベーシックカラーを知ることも、今回の”きれい色”を決定するポイントになるので、ぜひ注目してみてください!
自分がイエローベースかブルーベースなのかを知るためのセルフ診断方法と、それをもとにした、配色バランスについてご紹介しました。▶︎第1回目「Lesson1 自分のベーシックカラーを知る」
そして、2回目となる今回は軸色にプラスしたい、“きれい色”についてご紹介していきます。
「きれい色って何?」「自分に合うきれい色を知りたい!」と思った方はぜひ参考にしてくださいね。
【PROFILE】
谷口美佳(カラーコーディネーター)
外資系化粧品会社に6年、外資系ラグジュアリーブランドに3年勤務後、出産を機に退社。現在はパーソナルカラー、バランスメイク、骨格スタイルなど、女性の魅力と個性を引き出すサロンを主宰している。color+shape®コーディネーター。
ブログ http://ameblo.jp/micanail/entry-11729680361.html
2018年9月14日には、自身初となる著書『「軸色」を持てばかんたん大人の服選び』を主婦の友社より発売。
「軸色」を持てばかんたん大人の服選び ¥1,300/主婦の友社
”きれい色”という言葉は、聞き馴染みがないという方もいるでしょう。自分のきれい色を知るためには、いくつか知っておくべきポイントがあります。詳しくみていきましょう。
きれい色がどんなものかを知る前に、自身のベーシックカラーを知ることがポイントです。
まずは、ベーシックカラーが「イエロー」か「ブルー」なのかをチェックしましょう。
ベーシックカラーを知ることで、それぞれのカラーにあった”きれい色”を導き出すことができるのです。
※ベーシックカラーのセルフ診断方法は、第1回目「Lesson1 自分のベーシックカラーを知る」または動画でも詳しく見ることができます。
きれい色とは、”あなたを華やかに美しく見せてくれる色”のこと。
得意な軸色にキレイ色を組み合わせると、肌の透明感や艶がUPし、ベーシックカラーだけでコーディネートするよりもぐんとあか抜けて見えます。
似合うきれい色も、イエローベースとブルーベースにそれぞれ分かれます。
以下を参考に、あなたの印象を一瞬で高めるきれい色をみていきましょう!
イラストの色相環から、それぞれに似合うきれい色を判断することができます。
色相環
■イエローベースに似合うきれい色
イエローベースがベーシックカラーの人は、色相環上部のイエロー枠部分のカラーが自身の”きれい色”です。
トレンドカラーでいえば…イエロー、グリーン、ピーチピンクです。
■ブルーベースに似合うきれい色
ブルーベースがベーシックカラーの人は、色相環上部のブルー枠部分のカラーが自身の”きれい色”です。
トレンドカラーでいえば…パープル(ラベンダー)、パステルブルーです。
色には色み(色相)と明るさ(明度)鮮やかさ(彩度)があります。
今回は”似合う色み”だけお伝えしています。お一人お一人似合う明度と彩度がありますので、詳しく知りたい方は信頼できるカラーコーディネーターに見て頂いてくださいね。(color+shape®)
自分に似合うきれい色は思ったより多いことがわかりますね。
でも、ただ取り入れたら良いわけではありません。
キレイ色を大人が品良く取り入れるには、ちょっとしたルールがあります。
それは最適なバランス。どんなキレイ色も心地良い着こなしにするためには、軸色に入れるキレイ色のパーセンテージが大事になりますのでご説明していきます。
自分に合うきれい色がわかったら、普段のコーディネートに、そのきれい色を取り入れてみましょう。きれい色の面積によって、印象はかなり変わります。カラーの分量によって変化するバランスを、STEP1、STEP2の段階にわけてご紹介します。
春夏のパステルカラーやブライトカラーは分量が大事です。まずは、印象5%からキレイ色を取り入れれば失敗のないコーディネートに。
パンプスやバッグ、アクセサリーなど、小物から取り入れると簡単です。アクセサリーやピアスといった小さめのアイテムなら2点、バッグなど大きめのアイテムなら1点と、小物の面積によって投入するアイテム数を調整してください。あくまで全体の印象の5%なので「少し」を意識して。
(左)イエローベース (右)ブルーベース
(左)イエローベース (右)ブルーベース
キレイ色を取り入れる場合、心地良い華やかさのバランスは全体の印象30%くらいまでがベストです。バッグと靴、ニットやボトムなどの小物系で取り入れて、キレイ色のバランスを増やしてみましょう。30%以内なら派手になり過ぎず、上品な印象にまとまります。
(左)イエローベース (右)ブルーベース
(左)イエローベース (右)ブルーベース
STEP1 or STEP2のバランスできれい色を取り入れるアイテムを決めたなら、あとは全て軸色でまとめてしまえばOK!
”色”というのは難しいですが(笑)、ポイントさえ知ればカンタンにあか抜けて、見違えるほど素敵になります。
まず、あなたの軸となる色を知って、配色の%を知り、心地良く安定感のあるあなたの基本カラーを知ってください。
似合う色はいつでもあなたを美しく見せてくれる心強い味方です。軸色×きれい色の組み合わせで必ず自信が持てるコーディネートが完成します。
ただ、あなたが得意とする軸色ときれい色の組み合わせだけだと、コーディネートの配色がマンネリ化してしまいます…。
そこで生きてくるのが、色相環で反対側に位置する色、つまりあなたが苦手とする色です!
実は、苦手だからといって着るのを敬遠する必要はなく、むしろ上手に取り入れることで、格段にオシャレがクラスアップします。この機会に”きれい色”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
第3回目では、苦手色(反対色)で素敵に見せる方法をお届けします!
取材&Text:EDIST.+one編集部
大人の女性たちのお悩みに寄り添う、
月額制のレンタルサービスだから、毎月、違う服を試せて無駄な買い物が無くなったという声も数多く届いています。
取材・文/EDIST. +one編集部
画像出典:EDIST. CLOSET
まだデータがありません。