元アパレル社員が解説! 「Iライン」コーデはどう作る? より魅力的に見せる着こなしテクニック

Iライン、Xライン、Aラインと、着こなしのキーワードとして多く出てくる「〇ライン」のコーディネートテクニック。

ここでは、アパレル会社にてシルエット研究をしてきた元アパレル社員の視点で、着やせや自分らしいスタイルを作るためのシルエットに沿ったコーディネートをご提案していきます。

理屈はわかるけど、「実際、どのようにスタイリングすればいいの?」と思っている方も多いと思います。

今回は、前回のXラインに続き、体型をすっきり見せる「Iライン」を作るHOW TOテクニックをご紹介しましょう!

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▶︎前回の「Xライン」の記事はこちら

Iラインとはどういうシルエット?

イラスト中央のように、Iラインシルエットとは、アルファベットのIのように、上下に細く、全体的にボリュームや引き締めがないシルエットのこと。縦に長いラインを強調することで、全身をほっそりとスタイリッシュに見せられるのが魅力です。

Iラインに見せるコーディネートに向いている体型:

ぽっこりお腹のぽっちゃり体型

胸もお尻もボリュームがなく寸胴

体に凹凸がない体型

これらに当てはまる方にぴったりといわれています。

しかし、胸やお尻にボリュームがある人も、下半身に悩んでいるという人も、すっきりと見せられるIラインシルエットは、テクニック次第で作ることができます。

Iラインを作る3つのテクニック

Iラインの特徴は、「すっきり」「ほっそり」「縦長」。

これらを簡単に実現するための3つのテクニックを「基本編」としてコーディネートとともにご紹介します。

テクニック1 全体面積の50~60%以上を同じアイテム、または同系色でまとめる

▶︎商品クレジット

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Iラインの「すっきり」感を出すためには、できるだけシンプルにコーディネートをまとめるのがポイントです。柄よりも無地、赤や黄色などインパクトのあるポイントカラーよりも落ち着いたベーシックカラーを選ぶとより良いでしょう。

また、セットアップは面積が増えてまとまり感が出るため、簡単にIラインシルエットを作ることができます。

テクニック2 ボトムやワンピースは身幅が狭い物を選ぶ

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全体に大きく膨らみがあるとIラインの「ほっそり」は実現できません。

できるだけ体の面積を広く覆うアウターとボトムスには身幅の狭いアイテムを選んでください。

アウターはウエストがくびれたジャケットやカーディガン、ボトムは、パンツならストレート~スキニータイプ、スカートならタイトスカートがおすすめです。

そうすれば、ビッグサイズのトップスやアウターを合わせても全体的にすっきりとした印象になります。

テクニック3 アクセサリーやデザインで縦のラインを入れること

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「縦長」に見せるには、シンプルなストライプ柄や大きなタックデザインで、縦ラインの視覚的効果を狙ってもgood。

また、ロングネックレスやストールを垂らすだけでも、体に縦線が入って「ほっそり」効果を期待できます。いつもの着こなしにプラスできるテクニックなので、ぜひ活用してみてください。

プラスワンテクニック! おすすめの上級Iラインコーディネート

それでは「応用編」として、お手本となるスタイリングをピックアップします。着こなしの参考にしてみてください。

トップスとボトムでカラーコントラストを作る!

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着膨れが心配な白、ベージュ、ライトグレーなど明るい色のトップスでも、濃色のアイテムを挿し込めば、コントラストが生まれてほっそり効果がアップ!

下半身のボリュームが気になる人は、トップスに明るい色、ボトムスやシューズには暗い色と、全身でグラデーションを作るとバランスが良くなります。

このように、膨張する明るい色と引き締める暗い色を効果的に取り入れると、目の錯覚で暗い色の部分がほっそり見えるのです。

淡い色には柄でアクセントをプラス!

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Iラインコーディネートに大活躍のペンシルパンツを使い、白いリネンシャツを合わせた爽やかカラーコーデ。「これだと、全体にぼんやりと見えてしまう?」と思ったら、柄を取り入れると全体が引き締まります。

ただし、絵柄が大きくてインパクトのある物を選んでしまうと、そこにボリューム感が出てしまいます。ですから、柄はシンプルな物を選びましょう。さらに、アクセントカラーの小物を差せば、体型から目をそらすことができます。

下半身の色をまとめればすっきり感アップ!

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スカートを合わせる場合は、トップスの裾をインすると腰高になってスカートの面積を広く見せることができ、Iラインになります。さらに足元とスカートと同じ色にすれば、全体に統一感が生まれるため、下半身をすっきり見せられます。

小物の足し算・引き算がIラインを引き立てる!

 

▶︎商品クレジット

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シンプルさがカギのIラインシルエット。

でも、それを際立たせるには、小物の足し算、引き算が必要です。例えば、写真のように同系色コーデにバッグやカラーパンプスをアクセントにして視線をそちらに持っていく。はたまた、髪をまとめて首元にストールを取り入れるなど。

下半身と上半身のどちらか、体型で気になるほうをシンプルにしてあげると、Iラインのすっきりさが際立ちます。

普段のコーデに意識して取り入れれば自然とうまくなる!

味方につければ着やせ効果を存分に発揮するIラインシルエット。普段のコーディネートに意識して取り入れれば、そのテクニックをうまく活用できるようになるはず!

さらに、「骨格タイプ診断」で自分に似合うシルエット・素材などを知るのもスタイルアップへの近道。

まずはセルフチェック!

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Text:EDIST.+one編集部

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取材・文/EDIST. +one編集部

画像出典:EDIST. CLOSET

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